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紺野美沙子、“朗読会”で東北の被災者を支援

 女優の紺野美沙子が先ごろ、遺児救済に貢献する「あしなが育英会」と共催で、東北応援公演『さがりばな』を宮城県・名取市、岩手県陸前高田市で行った。昨年、未曾有の被害をもたらした東日本大震災からもうすぐ1年、未だ傷跡癒えぬ被災地の住民たちに「次世代への命のつながり」をテーマとした朗読会で“ぬくもり”を届けた。

公演にはピカチュウも登場!

公演にはピカチュウも登場!

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 紺野といえば女優のみならず、1998年にUNDP親善大使に就任し、国際協力の分野でも積極的に活動している。2010年には『紺野美沙子の朗読座』を主宰、朗読と音楽・映像・影絵など、さまざまなジャンルのアートを組み合わせたパフォーマンスをボランティアで行っている。

 今回の東北応援公演では、紺野の朗読はもちろん、ピアニスト・中村由里子も参加し、中村の演奏をバックに紺野の朗読が行われた。同公演のタイトル『さがりばな』とは、写真家・横塚眞己人さんの著作である写真絵本『さがりばな』がモチーフ。1年に1夜だけ花を咲かせ、夜明けとともに散ってしまう、サガリバナのはかなさと、生命の循環を表現する。

 今回の公演には、株式会社ポケモンが共催したことから、人気キャラクター・ピカチュウも会場に登場。同社は東日本大震災後、『こどもたちの明日を創るプロジェクト』を実施し、東北各所を精力的に廻っていることから共催の運びとなった。大人気キャラクターだけに会場に訪れた子どもたちも大喜びだった。

 陸前高田市での公演終了後には、地元で被災された方々が中心のコーラス隊『まつぼっくり』が、「どこかで春が」「手のひらを太陽に」「陸前高田市民歌」の3曲の歌で“返礼”。「陸前高田市民歌」は、1961年に作られた曲だが、震災後に地元住民たちの間で、注目を浴びている曲だという。津波で全てを失われる前の陸前高田の町並みが誇り高く歌われた同曲に、紺野らも逆に勇気を与えられたようだ。

 3月3日には福島県・会津若松市 生涯学習センターにて同公演が開催(入場無料)。また今後も定期的に様々な地区で公演が行われていく予定。

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