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園子温監督、『ヒミズ』ラスト撮影を明かす「ハイテンションでつないだだけ」

 俳優の染谷将太園子温監督が17日、公開中の映画『ヒミズ』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。染谷は「そんなに有名でもない僕が主演で、でもお客さんが入ってくださっているのは映画の仕事をしている身としてとてもうれしいです」。園監督は「あまり製作費も潤沢な映画ではないし、大作とタイマンはってここまで来れたのはうれしいです」とあいさつし会場を盛り上げた。

大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した園子温監督と染谷将太

大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した園子温監督と染谷将太

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 この日のイベントではティーチインも行われ、園監督は観客からの熱心な質問に一つひとつ答え、撮影現場の様子や当時の心情を明かした。

【質問】ラストに川で銃を空に3発撃つシーンは、社会に対するメッセージがある?
「僕のシーンはすごく感覚的にやっていることが多くて、一つひとつの演出にあまり意味はないんです。徹夜明けでものすごくハイテンションで、ラストシーンはほとんどリアルタイムでカメラを回していて、つないだだけなんです。まさに大晦日の番組みたいに」

【質問】ラストが原作と変わっている部分は、原作者・古谷実氏と相談した?
「古谷さんには会ったことないんです。好きにやっていいよということだったので。この最後のシーンも3分前まで『死んじゃったほうがいいかな?』と思っていたくらいで、決めていなかったんですね。実は“死んだバージョン”も作っていて、編集のタイミングでも迷っていました。できれば原作の通り行きたいなと思ってはいましたからね。でも結果、ああいうラストにさせてもらいました」

【質問】なぜ『ヒミズ』を映画化したのか?
「初めて原作ものをやるなら、自分で選んだものをやりたいなと持っていました。理由は特別なくて、もちろん好きな漫画だからということなんだけど、彼女探しと同じで『彼女のどこが気に入ったの?』と言われてもこれという理由がないのと同じ。『しっくりきた』というのが一番でしょうね」

【質問】映画の中では何日間の物語なのか?なぜ住田(染谷)だけが最後まで希望に抵抗し続けたのか?
「原作だとすごく長い時間です。映画は2時間なので、長い期間のものを2時間で描こうとするとゆるんでくるんです。『冷たい熱帯魚』も2年くらいの事件を、2日くらいの出来事にしちゃったんですね。でもこの映画について時間軸は特に考えていなかったんですが、助監督が数えていたところだと、1週間くらいの出来事だそうです。そのくらいのほうが映画がしまるのでいいですね。もう一つの質問についてですが、本当は3時間28分くらいの映画なんです。その中には茶沢(二階堂ふみ)を主人公にした小説版『ヒミズ』からとった話もたくさんあったのですが、編集して住田と茶沢の関係性を中心にしたんです。今回のテーマは住田の絶望は克服できるのか否かというところにテーマを絞ったからそう見えるのかなと思います」

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