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中山美穂が10年ぶりにTVドラマ出演〜TBSが総力挙げ“最強スタッフ”で臨む!

 女優の中山美穂が、ドラマ特別企画『終着駅〜トワイライトエクスプレスの恋(仮)』(3月20日 後9:00〜 TBS系)で俳優の佐藤浩市とW主演を務めることが15日、わかった。中山のテレビドラマ出演は2002年10月放送のドラマ『ホーム&アウェイ』(フジテレビ系)以来、約10年ぶり。今作を手掛ける八木康夫プロデューサーは「中山さんは、10年ぶりのドラマ出演となり、今回もドラマ出演のためだけに帰国してくれました。脚本を読んで、お2人とも快諾していただき実現しました」と、念願だった中山の“ドラマ復帰”を喜んだ。

10年ぶりにテレビドラマに出演する中山美穂(左)と佐藤浩市(右)(C)TBS

10年ぶりにテレビドラマに出演する中山美穂(左)と佐藤浩市(右)(C)TBS

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 今作は、日本で最も長い距離を、最も長い時間(約22時間)をかけて走る、大阪発札幌行き寝台特急「トワイライトエクスプレス」が舞台。この旅行を最後に別れを決意した森啓介(佐藤浩市)と高津千絵(中山美穂)。家庭を持ちつつも、啓介に対する燃え上がる感情を抑えられずに、これまで密やかに愛を育んできた千絵。そんな千絵を愛し、力強くも静かに見守り続けてきた啓介。特別室であるスイートルームで、2人はお互いの揺れる想いをさらし、感情をぶつけ合うという大人のラブストーリーが展開される。今作のためにJR西日本が全面協力し、実際にダイヤの合間をぬってトワイライトエクスプレス内で撮影を敢行するなど、異例ともいえる力の入れようだ。

 中山といえば1985年にデビューし、「ツイてるねノッてるね」、「WAKU WAKUさせて」など数々のヒット曲を連発。また、『毎度おさわがせします』、『ママはアイドル!』(共にTBS系)など人気ドラマにも多数出演し、80年代はトップアイドルとして活躍した。90年代以降も、映画『Love Letter』(95年・岩井俊二監督)、『東京日和』(97年・竹中直人監督作品)、さらに木村拓哉との共演で話題を呼び大ヒットを記録したドラマ『眠れる森』(フジテレビ系)などに出演し、トップ女優としての地位を揺ぎ無いものとした。だが、2002年に作家・辻仁成と結婚、日本での活動を休止しフランスに移住。以降は妻として、そして母として育児に専念し、ドラマ作品からは遠ざかっていた。

 中山のテレビドラマ復帰に対して、TBSも総力を挙げて臨んだ。脚本は、『金曜日の妻たちへ』、『男女7人夏物語』など数々のヒット作を手掛けてきた大御所・鎌田敏夫。演出は『岸辺のアルバム』や『ふぞろいの林檎たち』、『高校教師』の鴨下信一。プロデューサーには『パパはニュースキャスター』、『はいすくーる落書』、『魔女の条件』の八木康夫と、“ドラマのTBS”と呼ばれた黄金期を担ってきた大家たちが約26年ぶりにそろい踏みした。

 今作について八木プロデューサーは「30年ほど前に、同じトリオ(脚本・鎌田敏夫、演出・鴨下信一、プロデュース・八木康夫)で、郊外の小さな駅を舞台したドラマ『雨の降る駅』(86年放送)というラブストーリーを作り大好評を得た。今なかなか見ることが出来なくなったドラマ、もう一度大人のラブストーリーを作りたかった」と自身の想いを明かす。さらに「今一番見たいラブストーリーのカップルが、佐藤浩市・中山美穂の2人」とキャスティングにも絶対の自信をのぞかせる。

 中山の10年ぶり復帰作としても話題性十分だが、長年にわたりドラマ制作にまい進してきた大御所たちが作り上げるドラマとしても見ごたえ十分の作品となりそうだ。

関連写真

  • 10年ぶりにテレビドラマに出演する中山美穂(左)と佐藤浩市(右)(C)TBS
  • 大阪駅−札幌駅間を走る臨時寝台特急列車「トワイライトエクスプレス」(C)TBS
  • 「トワイライトエクスプレス」と夕景 (C)TBS

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