俳優の向井理が、自身初のレシピ本『向井 理、ビストロ修行　〜ハングリー！な簡単レシピ53〜』（マガジンハウス刊）を今月31日に出版する。向井は、放送中の主演ドラマ『ハングリー！』（毎週火曜　後10：00〜　関西テレビ・フジテレビ系）でドSキャラのフレンチシェフ役を演じている。同書では、芸能界でも料理上手と評判の向井が、「少しでもフレンチを身近に感じてもらえたらいいな」と、劇中で腕を振るった料理などの作り方をわかりやすく手ほどき。キッチンで手際よく料理する向井の写真も満載で、実用と鑑賞を兼ね備えた1冊となっている。

　向井と料理の関わりは深い。「中学のときには自分でメシを作り始めていましたし、高校時代には将来は料理人になろうかな、と考えていたくらい。学生時代にはダイニングバーでアルバイトをしたり、卒業後はバーで働いたりと、ずっと料理を近くに感じてきました」。よく作るのはイタリアンや和食。「フレンチといえば特別な日に食べるものとか、格式が高いというイメージであまり馴染みがなく、自分で作ることもほとんどなかった」という。今回のドラマの撮影に備え、料理学校でフランス料理の特訓を受けた。

　同ドラマは、ロックバンドで身を立てる夢を諦め、急逝したフレンチレストランのオーナーシェフの母の遺志を継いで、店を次ぐことを決意。ところが実業家の麻生（稲垣吾郎）に店を乗っ取られ、バンドメンバーらと新たに自分の店をオープンし、誰でも気軽に楽しめるフレンチの店を目指して奮闘する物語。視聴率も、関東地区で初回が14.2％、第2話が15.3％。関西地区では、初回は18.2％、第2話は18.0％と好調な滑り出しとなっている。

　ドラマと連動したレシピ本の出版にあたり、向井は「ドラマを通して、そしてドラマにも登場するメニューをはじめフランス料理を家庭的にアレンジしたこの本のレシピを試してみて、僕と同じように少しでもフレンチを身近に感じてもらえたらいいな」とコメント。

　同書では、ドラマの中に登場する本格フレンチ料理を、買い物に行くところから、下ごしらえ、フランベして、試食して、後片付けの洗い物まで、まるで向井と一緒に作っているかのように再現。ドラマの第1話に登場する「豚のリエット」、第2話に登場する「シューファルシ」、そして本日放送の第3話からは、「若鶏のグランメール」、「サラダアロマ」など、ドラマに実際に登場する料理に加え、家庭でもできる、おしゃれでおいしい53品ものフレンチレシピが紹介されている。