米国アカデミー賞の前哨戦のひとつとも言われる英国アカデミー賞のノミネーションが発表され、マーティン・スコセッシ監督最新作『ヒューゴの不思議な発明』が監督賞、撮影賞など9部門にノミネートされたことがわかった。

　同作は、1930年代のパリを舞台に駅の時計台に隠れ住むひとりぼっちの少年ヒューゴの冒険を、映画の父として知られるジョルジュ・メリエスの映画創世記の時代と共に描いたスコセッシ監督初の3D作品。映像を見たジェームズ・キャメロン監督は「マスターピース（最高傑作）！ 構成、色彩、そしてストーリー。かってない最高の3D表現で描かれた作品。家族でそして映画ファンが揃って楽しめるスコセッシ監督作品が誕生した」と絶賛している。

　スコセッシ監督は、映画などエンターテインメント業界の功労者に送られる「アカデミー・フェローシップ」を受賞。先日発表された『69回ゴールデン・グローブ賞』でも監督賞を受賞しており、きたる米国アカデミー賞のノミネートにも期待が高まっている。

　映画『ヒューゴの不思議な発明』は、3月1日（木）東京・TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー。