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劇場公開を前提に、現役の映画監督13人によるワークショップを開催

 “映画界の裏番長”こと山本政志監督が、第一線で活躍する映画監督とともに映画を製作する実践的ワークショップ『実践映画塾 シネマ☆インパクト』を来年1月より都内で開講する。約1年間(全3期)におよぶワークショップを通して合計15本の短編映画を製作し、最終的に1つの作品として劇場公開させる新たな試み。山本監督は「映画の可能性は無限大!体験しよう!」と、映画界での活躍を志しているなら演技コース・制作コースともに経験、年齢、性別ともに不問で、受講生を募集している。

『実践映画塾 シネマ☆インパクト』を企画した“映画界の裏番長”こと山本政志監督

『実践映画塾 シネマ☆インパクト』を企画した“映画界の裏番長”こと山本政志監督

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 山本監督は、資金繰りの都合で未完のままになっている大作『熊楠KUMAGUSU』を抱える中、今年、わずか200万円の製作費で作り上げた自主映画『スリー☆ポイント』の劇場公開を実現させたが、「大作映画と低予算映画の溝が広がりすぎて、このままでは日本映画に未来がない」と今回のワークショップを企画した。「才能のある監督が映画を撮れず、資質のある役者も映画に出演できない状況になっている。そういう中で、第一線で活躍している監督を集めて、おもしろいことができないかと考えた」と語る。

 この呼びかけに応じた映画監督は、大森立嗣、瀬々敬久、鈴木卓爾深作健太廣木隆一橋口亮輔山下敦弘阪本順治、富田克也、松江哲明いまおかしんじ熊切和嘉(順不同)。山本監督を加えた13人に加え、韓国映画界から『息もできない』の主演・監督を務めたヤン・イクチェンの参加も決まっている。

 演技コース受講生はワークショップを経て、短編映画に出演し、制作コース受講生は、撮影準備から参加し、監督と共に作品を製作。さらに、前クラスの作品内容を次のクラスの監督がリレーのように受け継ぎ、短編映画を連作していく。製作過程は各監督によって異なり、期間は9日〜3週間(開講時間は平日夜7時〜10時頃、土日は終日)、時間にして30〜46時間の短期間で濃厚な映画体験ができるのが売りだ。

 第1期は2012年1月30日〜3月25日、第2期は2012年5月中旬〜7月中旬、第3期は2012年9月中旬〜11月中旬に開催予定。会場は日本ジャーナリスト専門学校(東京都豊島区)。詳細は公式サイト『シネマ☆インパクト』(http://www.cinemaimpact.net)で。

【参加講師からのコメント】

これだけの監督が並ぶとワクワクしますね。とか言ってる場合じゃない。
映画作って、公開するんですよね。
もうワークショップじゃないな。マジでやらないとヤバイじゃん。
(第1期講師、大森立嗣)

群れてみようと思った。独立した個別でありながら有機的な繋がりである群れ。
ここから新しい動きや人や事件と呼ばれる映画が生まれることを望み挑んでみたい。
(第1期講師、瀬々敬久)

映画公開ありきで作るワークショップはアイヴ能っ登シーンイエット。
2週間が各自に与えられたリミッ津オンタイム。
映画作り一緒にやりたい人出たい人カムヒア安堵プレイウィズミー!
即興&ワークショップ的フットワークを生かした映画にドゥー座ライドオン!
(第1期講師、鈴木卓爾)※原文まま

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