歌手で俳優の福山雅治（42）が25日、NHKスペシャル『ホットスポット 最後の楽園』のスタジオ収録を行った。福山は進行役に同局の有働由美子アナウンサーを指名。「有働さんじゃないと、特番は嫌だと言ってたんです。『あさイチ』ファンですし、有働さんが来ると伝わりやすく、わかりやすくなると確信してました」と告白し、有働アナをどぎまぎさせた。

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　今年1月から毎月1本ペースで、絶滅に瀕する生物や壮大な自然を紹介してきた同番組。自らブラジルやマダガスカルなどに足を運び、大自然を目の当たりにしてきた福山は「希少生物が住んでいるところって、本来は人間がいないとこなので、それなりに過酷だった。時間と労力を使った映像が撮れてるなと改めて実感しましたね」としみじみ。主演した大河ドラマ『龍馬伝』時代にロケを行なっており「髪が長い自分を見るのも新鮮でした」と振り返った。

　特番では、シリーズ放送時に紹介しきれなかった旅のエピソードや撮影秘話、今だから話せる裏話、さらには有働アナを交えて“生命の本質”についてのトークも展開。福山は「生命を語ると、生き物の繁殖行為になるわけで、男目線だけじゃダメだと思った」と女性ならではの視点で切り込んだという有働アナの存在に感謝。ただ、有働アナが「どこまでオンエアできるか心配」と明かすと「こっちでオンエアできなかったのは、『あさイチ』でやればいいじゃないですか？」と福山の甘い声が響いた。

　二人の掛け合いは、特番ならではの見どころ。福山は「フクロミツスイというネズミが、哺乳類の中で一番大きな精子を持ってて、なんでそんなに大きくなってるのかを語りました。あと、ナガレタゴガエルの繁殖行為におけるオス同士の争いがすごい。負けたオスたちにはグッと来るものがありました」と熱く語ると、有働アナは「自分と重ね合わせて話してる福山さんに、ドキドキしました」と、手で頬を覆っていた。

　『ホットスポット 最後の楽園』のスペシャル番組「福山雅治が語る“命”の旅」（仮）は、NHK総合にて12月29日（木）午後10時より放送。BSプレミアムでは来年1月2日（月）・3日（火）午後7時より、2日にかけてシリーズ全6話を一挙再放送する。