米KFC、故・カーネル氏の未出版自伝を書庫で発見

 米国ケンタッキーフライドチキン(KFC)は11日、創業者である故・カーネル・サンダース氏が40年前に書いた“食に関する自伝”が同社書庫で発見されたと発表した。40年もの間眠っていた原稿には、食に対する情熱や仕事に対する姿勢、家庭料理の大切さなどが書かれているほか、カーネル氏自身の人生の教訓、お気に入りのレシピなども記されている。

 発見された原稿の序説には「ここに書かれているのは、一人の男の人生と、彼が料理して食べ、広めるために奔走した食品についての話である」「私がどのような子ども時代を過ごし、どんな料理を食べて育ったか、そしてその懐かしい味の再現方法を説明しよう。忘れ去られ途絶えてしまうことのないよう、古き良きアメリカの田舎の農家の味を書き残しておこう、というわけだ」とあり、7歳の時に習得した南部料理のライトブレッドのほか、ビスケット、パンケーキ、オートミール、パイなどのレシピも記載されている。

 米KFCのロジャー・イートンCEOは今回の自伝発見を受け「カーネル・サンダースは、生まれつきの料理人であり賢者だった。彼の人生の教訓は非常に力強く40年経った今でも通用する」とコメントし、「我々はこの“食に関する自伝”を来年皆さまに発表したい」と明言。同原稿はKFC秘伝の「オリジナルレシピ」とともにハイテク技術を導入した特注の金庫に納められるという。

 店頭に設置されている“カーネルおじさん”でお馴染みのカーネル・ハーランド・サンダース氏は1890年にインディアナ州ヘンリービルで誕生。早くに父親を亡くし、工場で働く母を助けるために6才で料理を始めたという。10歳から働き始め40歳で小さなカフェを開店したところ、その店で提供していたフライドチキンは長蛇の列ができるほど人気になり、フライドチキンをメインに65歳でKFCをスタートさせ世界的企業へと成長させた。カーネル氏は73歳の時に経営の権利を譲渡し、1980年に90歳で亡くなるまで世界中の店舗を訪問した。



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