東京・六本木ほかで開催中の『第24回東京国際映画祭』で23日、ドキュメンタリー映画『がんばっぺフラガール！ 〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜』が初上映された。同作は、“フラガール”の名で知られる福島県いわき市の温泉レジャー施設・スパリゾートハワイアンズのダンシングチームが、3月11日に発生した東日本大震災後、46年ぶりに敢行した全国キャラバンに密着したドキュメンタリー。

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　震災により施設の一部被災や避難住民の受け入れなどで休業を余儀なくされた彼女たちが、営業再開までの間も踊り続けることを決意し、全国を巡ってパフォーマンスを披露。ステージでは決して笑顔を絶やすことなく、各地の人々を楽しませた彼女たちの姿を4ヶ月にわたって追い続けた。

　ダンシングチームを代表してマルヒア由佳理さんは「この映画には、私たち、そして福島県の人たちのありのままの姿が映し出されています。私たちが震災後に行った全国キャラバンを通して感じたこと、原発事故の後の福島の人の気持ちが描かれています」とあいさつ。小林正樹監督も「福島で頑張っている人たち、フラガールたちの頑張りを世界に伝えたくて一生懸命作りました」と胸いっぱいの様子だった。同作は10月29日（土）より全国で公開される。

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