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金子ノブアキ&市川亀治郎、映画『シャッフル』極限状態あぶり出された“素顔”

 金子ノブアキ賀来賢人鎌苅健太ムロツヨシ市川亀治郎らが出演する映画『シャッフル』があす22日(土)より公開される。このほどORICON STYLEの取材に応じた金子と亀治郎。金子が「スケジュール的にもかなりタイトで、底冷えも激しく、久しぶりに命の危険を感じた」と極限状態にまで追い込まれた撮影を思い出せば思い出すほど、あぶり出されてきたのは亀治郎の恐るべき“素顔”だった。

映画『シャッフル』に出演の金子ノブアキ(右)と市川亀治郎(左)。既成のイメージが二転三転、脳内がシャッフルされて、それぞれ新しい魅力を発見できるかも  (C)ORICON DD in 

映画『シャッフル』に出演の金子ノブアキ(右)と市川亀治郎(左)。既成のイメージが二転三転、脳内がシャッフルされて、それぞれ新しい魅力を発見できるかも  (C)ORICON DD in 

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 同作は、もとは劇団スパイスガーデンの舞台で上演された物語。モニター調査に集められた4人の男と調査担当者は、実は銀行強盗の仲間。金の在り処を知る男が記憶喪失になってしまい、記憶を呼び戻すための“芝居”のはずが、謎の人物が現れて事態は思わぬ方向へと動き出す。

 作者はテレビドラマ『ザ・クイズショウ』『深夜食堂』などの映像作家・及川拓郎で、自ら監督・脚本を手がけて映画化した。撮影は3月、静岡県御殿場の某倉庫にて。撮影期間は約10日間、1日に台本にして約20ページ近くを撮り上げなければならないハードスケジュールの中、スタッフ・キャストは現場に“軟禁”状態という過酷な撮影が続いた。

 記憶喪失になってしまう男・戸辺(レイモンド)役の金子は「ハードスケジュールって、言葉にすると軽いですね」と思わずから笑いだ。「舞台が原作でワンシチュエーションものということもあって、5人ともほぼ出ずっぱり。毎日23時間くらい現場に一緒にいたね。現場は息も凍りそうなくらい寒くて、寝ている時間もなかったけど、寝たら死んじゃうんじゃないかと思うくらい寒かった」と振り返った。

 亀治郎に至っては、来年6月に四代目市川猿之助を襲名する歌舞伎俳優と同一人物なのかと疑いたくなるほど、ハイテンションなモニター担当者・神宮寺(アガサ)を熱演。「僕の芝居がハイテンションなのも寒かったから。声を張り上げてないとやってられなかった。生き延びるためにそうなった」。演技ではなく、本能のなのか!?

 ほかにもある。劇中で神宮寺がバナナを食べているシーンは「待ち時間にバナナを食べていたら、『撮影です』と呼ばれたので、そのまま出ちゃって」、頭に氷嚢を乗せて現れるシーンは「実はあれ、湯たんぽ。手離すのが嫌で、氷嚢に見えるなら話の流れとしてもありだったから」。

 そんな亀治郎の“天然”ぶりを金子は「亀さんがすごいのは、『もう、いいよ』ってさじを投げたふりして、長ゼリフもすぐ覚えちゃうんだもん」と羨望の眼差しでフォローしたが、亀治郎に「現場で台本を失くしたからだよ」と切り返され、空振りに。「正確には、1冊目を失くして、2冊目を家に忘れてきちゃったんだけどね」と亀治郎は事も無げに話した。金子は「亀さん、パジャマでやって来て『もういいじゃん、帰ろうよ』って。いきなり言ったよね。台本だけは手放せないって、みんな必死だったのに、何その余裕って思っていた」。

 亀治郎にとって歌舞伎がホームグラウンドなら、映画の現場はアウェー。「映画に長時間出演したのはこれが初めて。『マジックアワー』は30秒くらい、『蛇にピアス』は5、6分くらいだったから(笑)。台本を読んでも、騙し騙され、二転三転して、よくわからなかったし、その上、台本も忘れてきちゃったから、わけがわからないまま芝居をしている感じ。出来上がった作品を観たら、ちゃんと映っていたし。だいたいイージーなんですよ、僕は」と話した亀治郎は、どこまでも“天然”だった。

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