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阿部寛、仲宗根陽さんの功績を改めて実感・・・ 映画『天国からのエール』初日

 俳優の阿部寛ミムラらが1日、都内で行われた映画『天国からのエール』初日舞台あいさつに登壇した。沖縄にある音楽スタジオ「あじさい音楽村」の創設者で42歳の若さで亡くなった仲宗根陽さんの実話を元にした同作。阿部は「大人の役目として、夢や可能性を信じられない子どもたちの背中をちょっと押して、実際にやった人がいた」と改めて仲宗根さんの功績を称え「仲宗根さんの残したものは現代の社会にもいいものだと思う。いいものをみなさんにも持って帰ってほしい」と客席に向けて呼びかけた。

阿部寛 (C)ORICON DD inc.

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 同映画は、全てが無料のスタジオ「あじさい音楽村」を沖縄・本部町に設立し、余命を宣告されながらも最後まで若者たちに夢や希望を与え続けて、“ニイニイ”と親しまれた陽さんのストーリー。全編オール沖縄ロケで、陽さんを演じた阿部は「親以上に子供たちにぶつかった人だからこそ、子供たちも夢に向かってぶつかっていけたと思う」と、実際にスタジオに通う子供たちの姿を見て痛感したといい「この輪が広がることを願っている」と力を込めた。

 妻役を演じたミムラは、陽さんの妻・美幸さんとの日常会話を通じて「奥様と陽さんの夫婦の絆が垣間見えて、いい影響を受けた」と振り返るとともに「差し入れとかも奥様に持ってきていただいて、現場でも“お母さん”だった。器の大きい方で、女性として憧れました」と感服していた。

 会場には沖縄から美幸さんが駆けつけて手紙を朗読。陽さんの姿を忠実に体現するため役作りにこだわった阿部に対し「撮影中、主人の姿と何度も重なりました」と涙ぐみながら語り「結婚式のシーンでは、台本になかったけど『今までありがとう』とおっしゃられ、不器用だった主人の言葉を代弁してくださった。この映画は一生の宝物になりました」と感謝の言葉を口にした。

 阿部も「奥さんが迎えてくださった時、まるで仲宗根さんが後ろに立っているようだった」と、美幸さんの存在が大きかったことを明かし「この映画はなんとしても成功させたいと思った」。陽さんのお墓参りをしては自問自答の日々だったとし「彼はまだそこにいて、エールを送ってくれていると思う」と感慨深げに語っていた。

 舞台あいさつにはそのほか、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン野村周平も登壇した。

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  • 阿部寛 (C)ORICON DD inc.
  • ミムラ (C)ORICON DD inc.
  • 桜庭ななみ (C)ORICON DD inc.
  • 矢野聖人 (C)ORICON DD inc.
  • 森崎ウィン (C)ORICON DD inc.
  • 野村周平 (C)ORICON DD inc.
  • 左から仲宗根美幸さん、熊澤誓人監督、森崎ウィン、桜庭ななみ、阿部寛、ミムラ、矢野聖人、野村周平 (C)ORICON DD inc.

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