『銭形平次』や『水戸黄門』などに出演し、名脇役として知られる俳優の入川保則(71)の主演映画『ビターコーヒーライフ』(横山浩之監督、2011年冬公開)の製作発表会見が22日、都内で行われた。昨年7月に直腸がんが見つかり、延命治療を拒否して余命宣告されていた入川が“遺作”として取り組んだ同作だが、「自分とダブらせ、末期がんで死んでしまう役を演じたが、病気が役に乗り移って、自分はだんだん元気になってしまった。このままでは詐欺になる」と冗談めかした。入川の遺作として企画された映画だけに、入川自身への出演ギャラはまだ支払われていないという。
会見前に月1回の検診を受け、主治医から「年を越せるのでは? と言われた」という入川は「人間の免疫力ってすごいですね。がんが健康と仕事をくれた」。すでに葬儀の手配なども済ませ、死後に出版する書籍なども執筆済みで「思い残すことは何もない」というが、映画の公開初日に“遺作”になっているかどうかが気がかりのよう。「日本映画として少なくなった清涼感のある作品に仕上がったと思う。自信をもってお見せできる映画になった」と胸を張り、「これから切符(映画の前売券)売って全国行脚します。お香典だと思って、買ってもらえないかしら」とちゃっかりしていた。
映画は白河市内のとある喫茶店「ビターコーヒーライフ」を舞台に、20年前の殺人事件で逮捕した犯人の娘を引き取り、養女として育てている元警視庁捜査一課刑事のマスターの親子の情愛を描く。
会見には、共演の山本ひかる、國元なつき、大和田健介、窪塚俊介、大西信満、平井陽子、飯田ゆか(スマイル学園)、ロケに全面協力した福島県白河市観光課の深谷政勝課長、仁平妙子さん、横山監督も出席した。
会見前に月1回の検診を受け、主治医から「年を越せるのでは? と言われた」という入川は「人間の免疫力ってすごいですね。がんが健康と仕事をくれた」。すでに葬儀の手配なども済ませ、死後に出版する書籍なども執筆済みで「思い残すことは何もない」というが、映画の公開初日に“遺作”になっているかどうかが気がかりのよう。「日本映画として少なくなった清涼感のある作品に仕上がったと思う。自信をもってお見せできる映画になった」と胸を張り、「これから切符(映画の前売券)売って全国行脚します。お香典だと思って、買ってもらえないかしら」とちゃっかりしていた。
映画は白河市内のとある喫茶店「ビターコーヒーライフ」を舞台に、20年前の殺人事件で逮捕した犯人の娘を引き取り、養女として育てている元警視庁捜査一課刑事のマスターの親子の情愛を描く。
会見には、共演の山本ひかる、國元なつき、大和田健介、窪塚俊介、大西信満、平井陽子、飯田ゆか(スマイル学園)、ロケに全面協力した福島県白河市観光課の深谷政勝課長、仁平妙子さん、横山監督も出席した。
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2011/09/22