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【モントリオール世界映画祭】“革新的”作品賞『アントキノイノチ』 さだまさし「若い人たちに観てほしい」

 歌手・さだまさし原作の映画『アントキノイノチ』(瀬々敬久監督、11月19日公開)が29日、カナダで開催されていた『第35回モントリオール世界映画祭』で“革新的で質の高い作品”に贈られるイノベーションアワードを受賞。授賞式の壇上で瀬々監督は、嬉しさのあまり「日本人です!元気ですかーー!ありがとうございました!」と喜びを爆発させた。

現地時間19日、『第35回モントリオール世界映画祭』に参加した(左から)岡田将生、榮倉奈々、瀬々敬久監督

現地時間19日、『第35回モントリオール世界映画祭』に参加した(左から)岡田将生、榮倉奈々、瀬々敬久監督

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 同作は過去のとある事件をきっかけに心を閉ざし、父の紹介で「遺品整理業」の現場で働き始めた男(岡田将生)と、その現場で出会った衝撃的な過去を持つ女(榮倉奈々)の物語。命が失われた場所での仕事を通じ、命や遺されたモノに触れることで、二人は生きる勇気を少しずつ取り戻していく。

 岡田は「このような賞を頂きとても光栄です。この役と出会い、他のキャストの方々、スタッフの方々と一つの作品づくりができたことはとても誇りに思います。これから日本で公開されますが、ますます楽しみになりました。早く日本の方々に観てもらいたいです」と感慨深げ。榮倉も「とてもとても嬉しい気持ちでいっぱいです。改めて、この映画に参加させていただけて幸せに思います」とコメントした。

 原作者のさだは「『遺品整理業』という、日本人らしい心のこもった職業を通して、命の重さを綴った作品が、海外の人に評価していただけたことを嬉しく思います。そして、改めて、日本のたくさんの若い人たちに観てほしいという気持ちを強くしました」と述べている。

 なお、同映画祭では同作とともにワールドコンペティション部門に出品されていた『わが母の記』(原田眞人監督、来年公開)が、最高賞のグランプリに次ぐ審査員特別グランプリを受賞している。

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  • 現地時間19日、『第35回モントリオール世界映画祭』に参加した(左から)岡田将生、榮倉奈々、瀬々敬久監督
  • 授賞式に出席した瀬々敬久監督
  • 映画『アントキノイノチ』より (C)2011「アントキノイノチ」製作委員会 
  • 映画『アントキノイノチ』より (C)2011「アントキノイノチ」製作委員会 
  • 映画『アントキノイノチ』は11月19日公開

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