女優の樹木希林が現地時間27日、カナダで開催中の『第35回モントリオール世界映画祭』コンペティション部門に出品された出演映画『わが母の記』(原田眞人監督)の公式行事に、本木雅弘・内田也哉子夫妻の長男・雅楽(うた)くんを連れて飛び入り参加し、「私の孫です。映画が好きな13歳です」と紹介した。樹木は夏休みの家族旅行としてカナダを訪れていたことから、急きょ、参加することになった。
同作は、没後20年になる作家・井上靖氏(1907−1991)が家族について書いた自伝的小説が原作。老いて記憶が薄れていく母と、そんな母を理解しようとする息子の家族愛を描く。日本の家族を描いた感動作の、まさに“家族ぐるみ”での参加は、モントリオールの観客にも温かな拍手で迎えられた。
樹木はプレス向け試写会、記者会見、公式上映の立ち会いと、映画祭の公式行事を原田監督の代理で参加した監督の息子で同作の編集担当でもある原田遊人(ゆうじん)氏とともに精力的にこなした。
記者会見では、年を重ねながら段々と記憶が薄れて行く母・八重の役作りについて質問された樹木が、「正常なときと不安定な時の差と言うのは、何も難しいことはなくて、それは私が普段からそうだからなのですが…」と会場を大爆笑させる一幕もあった。また、「本来、役者は健康な方がいいんです。ただ、病気をしたことによって、人の弱さというものが以前よりわかるようになった」と、自身ががんを患った経験などにも触れ、「人間は死というものを常に背中合わせに持っているのだ、ということを感じ、死は日常である、ということを表現しようと思いました」と俳優としての挟持を語っていた。
同作は、没後20年になる作家・井上靖氏(1907−1991)が家族について書いた自伝的小説が原作。老いて記憶が薄れていく母と、そんな母を理解しようとする息子の家族愛を描く。日本の家族を描いた感動作の、まさに“家族ぐるみ”での参加は、モントリオールの観客にも温かな拍手で迎えられた。
樹木はプレス向け試写会、記者会見、公式上映の立ち会いと、映画祭の公式行事を原田監督の代理で参加した監督の息子で同作の編集担当でもある原田遊人(ゆうじん)氏とともに精力的にこなした。
記者会見では、年を重ねながら段々と記憶が薄れて行く母・八重の役作りについて質問された樹木が、「正常なときと不安定な時の差と言うのは、何も難しいことはなくて、それは私が普段からそうだからなのですが…」と会場を大爆笑させる一幕もあった。また、「本来、役者は健康な方がいいんです。ただ、病気をしたことによって、人の弱さというものが以前よりわかるようになった」と、自身ががんを患った経験などにも触れ、「人間は死というものを常に背中合わせに持っているのだ、ということを感じ、死は日常である、ということを表現しようと思いました」と俳優としての挟持を語っていた。
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2011/08/28