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安井紀絵、体当たりヌードでモントリオールファンタジア映画祭最優秀主演女優賞受賞

 映画『名前のない女たち』(佐藤寿保監督)で初主演した新人女優の安井紀絵(22)が現地時間7日、カナダのモントリオールで開催されている『ファンタジア国際映画祭』(7月14日〜8月7日)で最優秀主演女優賞を受賞した。東京・渋谷の路上でスカウトされ、AV女優となった地味なOL純子を演じ、劇中でヌードも披露した安井は「頂けるとは夢にも思っていませんでしたので、驚きと嬉しさで涙が枯れるくらい泣きました。本当に嬉しい」と喜びを語った。

新人ながら体を張った熱演を見せ、ヌードにも果敢に挑戦した安井紀絵を絶賛 (C)2010「名前のない女たち」製作委員会

新人ながら体を張った熱演を見せ、ヌードにも果敢に挑戦した安井紀絵を絶賛 (C)2010「名前のない女たち」製作委員会

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 同映画祭は、1996年に日本や香港のアジア映画にフォーカスする映画祭としてスタートし、翌1997年に対象を世界に広げ、現在はアジア、北米、ヨーロッパを中心に、SF映画、ファンタジー映画、ホラー映画、アドベンチャー映画などの作品が上映され、ジャンル映画の映画祭としては、北米で最も重要なものとされている。最優秀主演女優賞には、2009年『愛のむきだし』、2010年『川の底からこんにちは』で女優・満島ひかりが連続受賞している。

 昨年9月に劇場公開された同作は、AV業界の内幕を赤裸々に綴った中村淳彦による同名ノンフィクションが原作。日雇いでセックスを売り、過激な企画のため使われ、捨てられて行く「企画女優」と呼ばれる女たちに焦点を当て、“ピンク四天王”と呼ばれる佐藤監督が映画化した。安井の受賞によって、海外で“PINK DEVIL”と呼ばれているほど高い人気を誇る“ピンク四天王”の確固たる人気ぶりも証明された。佐藤監督は「安井さん演じるルルに込めた、その思いが、海を渡って届いたのではないかと、監督として大変感謝しております」とコメントしている。

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  • 企画AV女優たちの生き様を描いた映画『名前のない女たち』より。現在DVDが発売中 (C)2010「名前のない女たち」製作委員会
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