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太田プロへの所属を発表した人気YouTuber・ヴァンゆん、今後は「YouTuberとしてタレントに」

『ヴァンゆんチャンネル』を展開する人気YouTuberヴァンゆんが、太田プロに所属することを電撃発表し、ネットニュースを中心に大きな話題となった。イケメン&美女コンビにもかかわらず、身体を張った数々のチャレンジや絶妙の掛け合いトークで大人気の2人は、大手芸能事務所のサポートでいったい何をやろうとしているのか。チャンネル登録者数153万人以上、総再生回数5億7000万回突破(19年9月12日時点)というYouTuberコンビの招聘を実現した太田プロ・三浦明氏にも同席いただき、所属までの経緯や、これからのヴィジョンを直接語ってもらった。

YouTuberというものに一番理解があったのが太田プロ

――チャンネル登録が150万人超えクラスのYouTuberが、芸能プロダクションに所属するのは実は初めてのケースだと聞きました。何が決め手になったのでしょうか。
ヴァンビ 相方である、ゆんちゃんの夢が、芸能界で活躍するマルチタレントになることなんです。そこを一緒に全力でサポートしていきたいという思いも以前からあったのですが、お互いの所属事務所が違ったので、なかなか一緒に行動できない、そういう制約が重なっていました。そこで、個別のチャンネルとは別に、2人で『ヴァンゆんチャンネル』を立ち上げたわけですが、このチャンネルの登録者が100万人を超えた段階で、いい機会じゃないかということで、今後はユニットとして、芸能界の荒波に挑戦してみたいと考えました。
ゆん ヴァンビくん自身は、目先の目標は設定していなくて、最終的な夢だけを持ってて、それが「歴史に名を残すこと」っていう。
ヴァンビ 歴史に名を残すなら、タレントじゃなくても構わないわけなんですが、なにしろ相方の夢がマルチタレントなので、まずそれを叶えたいと。その過程で、僕も何か見つかるかもしれない。で、やはりマルチタレントになるには、芸能プロダクションの力を借りて、一から勉強したいと考えていて、いろんな芸能事務所の方とお会いしたり、話をさせてもらうなかで、いちばんYouTuberというものに理解があって、前向きだと感じたのが太田プロでした。
ゆん 「テレビとYouTubeは違うよ」、とか、いろいろ善意でアドバイスしてくださる方もいたんですが、そんな中で、「おもしろいじゃん」、「一緒にやろう」、と新しい風として受け入れてくれる熱意をいちばん感じました。同じ目標を持って一緒に動けそうだなって。
三浦 太田プロは今年で56年目を迎えました。今後、数年先のプロダクションのあり方を見据えた上で、テレビが本軸ではありつつ、そこ以外の需要がある部分というか、スマホやネット動画を軸で活動している、突出した才能を持ったインフルエンサーやタレントの存在も必要不可欠だと、ずっと考えていました。そういった事もあって、実はヴァンゆんの活動自体はかなり前から注目していました。友人を介して直接会ったとき、2人にはすごく華があったんですよ。いわゆるエンタメの表に立つ人として必要な、一般的に幅広く好かれる存在感があると直感しました。コアなファンだけが高評価するんじゃなく、そのコミュニティの外側の人たちにどんどんアピールできる突破力を感じました。何より、2人からは『壁を超えたいんだ』、という強い熱意が感じられましたね。

YouTubeがホームであり、ファンは育ててくれた家族

――もともと別々に活動していたのに、どうしてお2人での活動をスタートしたのですか。

ヴァンビ もともとYouTuberとしては僕が1年ほど先輩で、相談されたり、アドバイスしたり、そういう友だち期間が1年くらいあって。で、ゆんちゃんも登録者数が伸びていって、対等の立場で初めてコラボした動画の再生数が、メチャクチャ伸びたんですよ。10万再生同士がコラボしたら、普通に考えたら20万再生くらいを想定するじゃないですか。それがいきなり100万回まで達してしまった。これは何か化学反応が起きてる、視聴者が求める何かが、僕らが組むことで起こせているんじゃないかと考えました。
ゆん いきなり10倍です。普通の波じゃなくておっきな波が来てると思いました。
――最近は、バラエティ番組などにYouTuberが呼ばれることも増えています。今後そちらが忙しくなったら『ヴァンゆんチャンネル』の投稿頻度を含めての変化はありそうですか。
ヴァンビ 僕らはYouTuberとしてここまで育ってきたので、柱はブレないです。YouTubeがホームであり、故郷。辞めたら僕らに何の価値があるのかという話ですから。
ゆん 私たちが今まで意識して続けているのは、やっぱりファンのことです。ゼロから始めて、その変化をずっと見てもらっている。ほぼ毎日の自分を見てもらっているので、距離が近いし、ファンの方が家族のように育ててくれたと思っています。その人たちが、がっかりしちゃうようなことはできない。
ヴァンビ ファンは、決してべた褒めで甘やかしてくれるものではなく、動画の内容が良くないとコメント欄でストレートに指摘してくれたり、時としてアドバイスを受けてますし、励みにもなっていますね。コメントだけ読んでると、どうしても無機質な感想を持ちがちなんですけど、やっぱり人と人だなって。喧嘩みたいになったりもしますけど、いったん離れても戻ってきたり。
ゆん だからやっぱり家族なんだよ。

ヴァンビ 芸能界に限らずですけど、仕事って誰かにチャンスを与えてもらうことが基本じゃないですか。でもYouTubeは、自分次第で、今日からでも始められるし、チャンスを作れる。それをユーザーに直接判定してもらって、ダメならダメだってことを経験値として、自分を上げ続けることができると思うんですよ。150万人の登録者がいても、やっぱり僕らは素人で。だからこそ、一般のユーザーの気持ちがわかる。共感というものが、人と人の間でどんなふうに作用するのかについての理解には、自信があります。“YouTuberを卒業してタレントになる”のではなく、“YouTuberとしてどうタレント活動できるか”、というチャレンジなんだと思います。

三浦 今後もチャンネル自体は、これまで通り2人に管理してもらいつつ、芸能事務所としては、メディア露出を中心とした、ヴァンゆん自体がバリューアップに繋がるためのマネジメントをしていく体制です。YouTuberとしての知識、ユーザーさんとどう接するべきなのかなど、知識も経験も豊富な2人ですから、他の太田プロの所属タレントにも良い影響を与えてくれるんじゃないかと期待しています。テレビよりもネットを普段から利用する10代、20代の方から認知があるヴァンゆん。今後、テレビとネットという垣根を超えた活動をすることで、新しいタレント像や、新しいジャンルが作れたらと思っています。

有吉弘行さんにボロクソに叱ってもらいたい!

――当面の目標というか、野望は。
ゆん 『イッテQ』の珍獣ハンターです! アマゾンでワニと戦ったり、カンガルーとボクシングとか…。ロケ番組や体当たり系にもチャレンジしたいです。
ヴァンビ ゆんちゃんは『ヴァンゆんチャンネル』内では地道に鍛えてきてますので、NGないはずです!
ゆん 単独ではほとんどそういう体当たり企画はやってなかったんですが、ヴァンビくんがすごいお題を出してきて。“鼻毛ゴッソ”とか、“おなら出るまで焼きイモ食べる”とか。
ヴァンビ テレビでそのまま通じるとは思いませんけど、女芸人さんが全身タイツでローション相撲やるのとはまた少し角度の違うおもしろさが、ゆんちゃんがトライすることで生まれることはあるんじゃないかなと思います。今後は、チャンネル内でも2人体制ではできなかったような、たくさんの人を巻き込んだ大掛かりな企画にもチャレンジしていきたいですね。
ゆん あと、いつか有吉弘行さんにボロクソに叱ってもらいたいです!
ヴァンビ よし、なるべく早めに叱ってもらうためにがんばろうね!

プロフィール

ヴァンゆん/それぞれ個別にYouTube動画の投稿を続けていたヴァンビ(写真右)とゆん(写真左)により、2018年春頃から活動開始。当初、期間限定ユニット的な枠組みを想定していたが、動画再生およびユーザー数の爆発的な伸びに手応えを感じ、コンビ形態を継続することに。19年9月より、太田プロ所属YouTuberとして活動。

『ヴァンゆんチャンネル/ Powered by VAMBI』
https://www.youtube.com/channel/UCftut9Z6S48igRNSQRDpCCg(外部サイト)

提供元: コンフィデンス

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