再ブレイクのMONKEY MAJIK、TikTokで若年層にブーム「無限の可能性を感じた」

 ロックバンドのMONKEY MAJIKが、稲垣潤一や岡崎体育、大橋トリオらが参加した初のコラボアルバム『COLLABORATED』を3月6日に発売する。アルバムにも収録されているサンドウィッチマンとのコラボ曲「ウマーベラス」は、TikTokでバズり、若年層を中心にブームが巻き起こった。また、メンバーのMaynardとBlaise兄弟は、NHK連続テレビ小説『まんぷく』に俳優として出演するなど、ドラマ『西遊記』(2006年/CX系)の主題歌「Around The World」以来となる再ブレイクを迎えている。その彼らに、朝ドラで共演した岡崎体育とのチャレンジ精神旺盛なコラボ曲をはじめ、来年結成20周年を迎えるいまの心境や、俳優活動への思いを語ってもらった。

TikTokを通して、世代を超えて音楽が伝わっていくことを実感

――まずは、初のコラボアルバム『COLLABORATED』を制作しようと思った経緯を教えて下さい。
Maynard 昨年発売したサンドウィッチマンさんとのコラボ曲「ウマーベラス」が、きっかけとしては大きいです。同郷ということもあり、サンドウィッチマンさんとは交流があって、昨年、彼らの番組(『サンドのぼんやり〜ぬTV』)のテーマ曲として「ウマーベラス」を共作しました。思った以上の曲になったというか、自分たちでも手応えがあったんですよ。

――MVの再生回数、SNSの反響も大きく、学生を中心にTikTokで「ウマーベラス」ブームも起こりました。
Maynard 最近いろんなところで「TikTokの人だ!」って言われるんですよ(笑)。
Blaise子どもたちに会うと「『ウマーベラス』踊っています」みたいな。
Maynard 僕らがデビューした20年前には生まれてない子どもたちなど、全く新しい世代に届いているなんて、感慨深いです。ドラマ『西遊記』(2006年/CX系)の主題歌をやらせていただいた時を思い出しますね。小学生も「Around The World」を知っている。
DICK 「Around The World」の時に高校生だった人が、いま結婚して子供もいる人もいる。自分の子どもと「ウマーベラス」を聴いているかもしれないと想像すると、世代を超えて音楽が伝わっていく感じが面白いですね。
TAX 「ウマーベラス」が、TikTokを通して楽曲が盛り上がっている状況を見て、どんな音楽の広がりが今後あるのだろうかと考えた時に、無限の可能性を感じました。
Maynard その「ウマーベラス」でのコラボをきっかけに、好きなアーティストに声を掛けてコラボアルバムを作ってみようという話になったんです。今までコラボアルバムはリリースしたことがないので。それと来年20周年なので、そのお祝いでイベントも企画するだろうから、そこにいろんな友達にも来てもらえたらいいなって思ったんです。
Blaise 今回の参加したアーティストは、それぞれのスタイルやジャンルは全然違うけれど、皆どことなく僕たちのバンドと互いに似ているような雰囲気があると思う。
Maynard 例えば「留学生」って曲でコラボした岡崎体育くんは、僕とBlaiseが『まんぷく』で共演したところから話が進みました。もともとデビュー当時から岡崎くんを気になっていたんですが、前回のツアーファイナルを見に行かせてもらって、僕たちのライブにも来ていただいて打ち上げの場でいろいろと話をしました。

岡崎体育とのコラボ曲は、英語と日本語を用いたマジックみたいな歌詞が特徴

――そうだったんですね。「留学生」は、すごくユニークな作りに驚きました。英語詞だけど、同時に日本語詞にも聴こえるっていう。
Maynard はい、まさに空耳アワーの世界です(笑)。1曲のなかで2つの言語がパラレルに展開するという、岡崎くんとMONKEY MAJIKにしかできないことをやりたかったんです。彼はさまざまな角度から物事を見ている人だから。岡崎くんはこの歌詞の試みを「ハードル高いな」と思いつつもチャンレジしてくれたみたいですが、「ハードルが高い曲のほうが盛り上がるよね」とコラボをする段階から話し合っていました。

――英語詞は直球のラブソング、日本語詞は留学して戸惑う学生の日常が描かれています。作詞はどんなふうに進めていきましたか?
Maynard 例えば「この英語がこういう日本語に聴こえるから入れよう」と場所によっては同時進行で進めました。タイトルにもなった、日本語詞のコンセプト“留学生”は、岡崎くんと話していた時に思い付いたんです。留学生という日本語を、英語に置き換えられるとひらめいて、ラブソングにできそうだと。この曲が面白いのは、誰が聴いても最初は英語にしか聴こえないのに、次に日本語詞を見せて聴くと、今度は日本語にしか聴こえなくなる。マジックみたいな歌詞です。

――才能溢れるアーティストとの化学反応が楽しめる今作。発売後は、結成20周年に向けたコンセプトライブ『MONKEY MAJIK Road to 〜花鳥風月〜』が開催されます。どんなステージになりそうですか?
Blaise この20年は本当にあっという間だった。4都市で行なわれるコンセプトライブは、そんな僕たちの足跡をしっかりと感じてもらえるものになればいいなと思っています。
TAX 20周年という大きなお祭りに向けて、復習しながら楽しみましょうという感じですね。もちろん、皆さんへの感謝も込めつつ。
Maynard 20周年は、今回のコラボアルバムに参加してくれた方に集まってもらい盛大にやりたいですね。
DICK 僕たちは、パーティー好きなんです(笑)。

『まんぷく』では、バンドとはまた違った経験ができ勉強になった

――最後に、先ほども少し話に出ましたが、MaynardさんとBlaiseさんがNHK連続テレビ小説『まんぷく』に進駐軍の役で出演。20周年を前に、俳優という新たな挑戦に挑みました。
Blaise 本当に素晴らしい経験でした。共演者の方とも仲よくさせてもらったし、芝居も難しかったけど楽しかった。本当にプロフェッショナルな方ばかりで、勉強になりました。
Maynard 安藤サクラさんや長谷川博己さん、僕の好きな役者さんたちと同じ時間を過ごすことができて夢のようでした。撮影が終わり、“役者になりたい”って思いました。監督、プロデューサー、役者が、力を合わせて1つの作品を作るそのチームワークが素敵でした。バンドとはまた違った経験ができましたね。
Blaise Maynardが羨ましいです。2人とも最初は悪いヤツなのに、Maynardは最終的ににいい人になる。僕はずっと悪い奴のままで(笑)。
TAX 撮影が終わってからもずっと言っているよね。
DICK よっぽど悔しかったの?
Blaise 視聴者にも嫌われたくないし。だからMaynardだけいいな、ずるいなーって(笑)。
TAX 2人ともすごく真剣に臨んでたよね。ツアーの移動中も台本を読んで、演技の練習をしたり、バンドのリハーサルよりも熱が入っていたかも(笑)。
Maynard でもそのおかげで、最近では年配の方にも「朝ドラ観てたよ」と声をかけられることが増えました。
Blaise 友達も喜んでくれたし、周りの人からも反響がありました。
Maynard 機会があれば、ぜひまた俳優の仕事はやりたいなと思います。
Blaise 次は好青年の役をやりたいですね(笑)。僕もまた俳優の仕事をやりたいなと思っています。

(文/川倉由起子 写真/八木虎造)
MONKEY MAJIK オフィシャルサイト(外部サイト)

提供元: コンフィデンス

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