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プジョー508GT BlueHDi(FF/8AT)【試乗記】


絶品の創作フレンチ

端正なセダンフォルムから一転、最新の「プジョー508」はアグレッシブなクーペスタイルのDセグモデルへと変貌を遂げた。プジョーは「セダンの概念を革新する」と声高らかに宣言するが、果たしてその実力は? ディーゼルモデルの走りを確かめてみた。

セダンの概念を革新するという意気込み

ひと目で、誰もが「名前以外はすべてが変わった!」と納得するに違いないのが、2010年秋に開催されたパリモーターショーでの初代誕生以来、7年半を経て初のフルモデルチェンジが行われた、2代目の508だ。

すでに欧州ではステーションワゴン版である「SW」も発売されているものの、日本でまずローンチされたのは「セダンの概念を変える」と宣言しながら登場した大型テールゲートを持つ4ドアボディーの“ファストバック”である。

何ともスタイリッシュに変貌を遂げたボディーのBピラー付近を頂点としたルーフラインは、なるほどファストバックの名の通り、後端が軽くスポイラー状につままれた短いデッキ部分に向けて急降下。加えれば、前後左右のドアは昨今の4ドアモデルでは珍しいサッシュレス構造で、すなわちこれは典型的な4ドアクーペの要素にほかならない。「名は体を表す」とはよくぞ言ったものだ。

かくして同じ508を名乗りはするものの、明確なセダンデザインだった従来型と比べると、パッケージングは天と地ほども異なるのが新型。後席への乗降時には意図的に前傾姿勢を取らないと、前方へと強く倒れ込んだCピラーに頭を打ち付けて痛い思いをすることになりかねず、乗り込んだ後も残されたヘッドスペースはミニマムで、むしろ“2+2の4ドア”と紹介するのがより実態に即している。

実車確認をしたわけではないのでまだ断定はできないものの、写真から察する限り、乗降性にしてもヘッドスペースにしても、普通に考えると後席の使い勝手では前述したSWの方に分があるに違いない。後席を頻繁に使用する可能性があるユーザーは、「取りあえずSWを待つべし」とまずはそう言いたくなるのが、今度の508でもある。...

提供元:webCG

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