やるなぁ! NISSAN
日産が初めて開発した軽乗用車、新型「デイズ」。ユーザーニーズの徹底調査に、プラットフォームや主要メカニズムの刷新など、根本から改革したと鼻息は荒いが……? その使い勝手や乗り味を、タイプの異なる2車種で確かめた。
初代とは血筋が違う
新しい軽自動車が出るたび「ニッポンの『軽』はどこまで良くなるのだろう!?」と驚いているうちに、いつしか小型車をキャッチアップし、すでに一部を凌駕(りょうが)していた。ホンダの「N」シリーズが刷新した軽自動車のスタンダードを、日産の新型デイズは、さらに一段引き上げた。
「持てる技術をすべてつぎ込んだ」とエンジニアに言わしめたニューデイズ(=ニュー「eK」シリーズ)。まったく新しいプラットフォームと「エンジン+トランスミッション」が与えられた。実質的に“三菱のクルマ”だった初代デイズとは逆に、2代目となるデイズは、日産が企画・開発したモデルである。ただし生産は、両車とも三菱の水島工場で行われる。
新しいデイズは、大きく分けて「スタンダード」と「ハイウェイスター」の2種類。「フローティングルーフ」「キックアップウエストライン(サイドウィンドウの下端が後端で跳ね上がる)」「ブーメランリアコンビランプシグネチャー」といった日産のデザインランゲージはそのままに、どちらも「Vモーショングリル」を持ちながら、よりアグレッシブなハイウェイスター、おとなしめのスタンダードと、顔つきが異なる。
パワーソースは3種類。スタンダードは、自然吸気の659cc直列3気筒(最高出力52ps、最大トルク60Nm)を搭載。ハイウェイスターには、自然吸気ユニットにECOモーターを組み合わせた“スマートシンプルハイブリッド”と、同システムのガソリンエンジンをターボ化(同64ps、同100Nm)したモデルが用意される。トランスミッションは、全車CVT。FFのほか、4WDもある。...