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マツダ3【開発者インタビュー】


目指したのは“意のまま感”

もうすぐ日本の道を走り始める新型「マツダ3」。新世代の“スカイアクティブテクノロジー”が投入されたハッチバック/セダンは、どのような考えとプロセスでつくられたのか? 車両開発を統括する松田健二さんに聞いた。

「歩く」ように「乗って」ほしい

マツダのエンジニアと話すと、みんなが同じ方向を見ていることが分かる。彼らが語る「いいクルマ」の像にブレがないのだ。それぞれ強いこだわりや考え方を持つ技術者たちがまとまって、思いを共有できるのはなぜなのか?

――マツダのクルマづくりでは一貫して「走る歓び」を目標に掲げていますね。試乗前のプレゼンテーションでも、エンジニアが繰り返し口にされていたのが印象的でした。

はい、「走る歓び」「人馬一体」ですね。それを実現するための「人間中心のクルマづくり」ということも常々言ってるんですが、マツダ3の開発ではあらためてその原点に戻り、「人間中心ってこういうことだよね」と定義し、コンセンサスを得るということをやった。それが難しかったですね。

――「人間中心のクルマづくり」って、ちょっとテーマが大きすぎて分かりにくい気もするんですが。

人の感じ方、「あれがいい」「これがいい」というのはそれぞれですから、ひとくくりにするのは難しい。でも突き詰めて考えれば“意のまま感”というか、自分の思った通りにクルマが動いてくれる、というのが大事なのかなと。

――プレゼンでは、「人間の歩行を研究した」と仰(おっしゃ)っていたのが面白いと思いました。

「歩行」は人が無意識のうちに行っている行為ですよね。だから「歩いているのと同じようにバランスを保ち、クルマをコントロールできる」というのが、まさに“意のまま感”じゃないかと。...

提供元:webCG

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