上質感にあふれている
雪を求めて三千里!? 「ホンダ・ステップワゴン」のコンプリートカー「モデューロX」に乗りに、冬の北海道へ。“チューニングカー”を走らせるには場違いにも思える、雪道での試乗を通して分かったことは? 手間ヒマ掛かったクルマならではの、走りの魅力を報告する。
空力にこだわるコンプリートカー
ホンダの四輪車の純正用品を手がけるホンダアクセス。本田技研工業の100%子会社であるこのメーカーが、風洞やテストコースなど“親会社”の資産を活用しつつ開発を行った走りのチューニングパーツに与えられる名称が「Modulo(モデューロ)」である。
そうしたアイテムを数多く採用しながら、さらに専用の空力デザインも当初から織り込むなど、パーツ交換のみによるチューニングでは不可能な領域にまで踏み込みながら通常のホンダ車同様にディーラーでの新車購入を可能としたモデルが「モデューロX」の名を冠せられたコンプリートカーだ。
ここに紹介するステップワゴン モデューロXも、もちろんそうしたコンプリートカーの1台。ベース車両は、運転支援システムの充実やハイブリッド仕様の初設定などをメインメニューとして2017年秋にリファインが施されたマイナーチェンジモデル。すなわち、現行ステップワゴンのモデューロXは、これで2世代目ということになる。
ベース車両にハイブリッドバージョンが設定されたことを受けて、モデューロXとしては「フリード」に続く同仕様が設定されたことが大きなトピックのひとつ。
今回は、そんなステップワゴン ハイブリッド モデューロXを北海道の雪道へと連れ出した。実は今シーズンの北海道は全般に積雪量が少なく、2月下旬に予定されていたこの取材のスケジュールも、当初は中止が検討されたほどだった。
しかし、幸運にも東京から旭川入りした日の夜に、15cmほどの降雪を記録。完全にドライだった路面も翌日のテスト日には新雪で真っ白く覆われ、絶好のコンディションの下でテストドライブが行えることになった。...