完璧なクルマ
「ベントレー・コンチネンタルGT」をベースとしたオープントップモデルが、3代目にモデルチェンジ。名称も新たに「GTコンバーチブル」となった4シーターフルオープンは、どのような進化を遂げているのか? スペインはアンダルシアで西川 淳が試した。
進化がもたらした美
第3世代となったコンチネンタルGTは、「ポルシェ・パナメーラ」由来のFR系モジュラープラットフォーム「MSB」を活用することで、前2世代とは比較にならないほどの運動性能を手に入れた。つまり、極上のGTとしてのみならず、スポーツカーとしても十分に通用しうるパフォーマンスを実現したのだった。
そのことは、真横からのスタイルを見ればすぐに分かる。可能であれば、前世代と現行型の真横からの写真を見比べてみてほしい。前輪の位置がかなり前へと移動(正確には135mm)したことが分かるはず。これがパナメーラと同じMSBプラットフォームを採用したことの成果で、ワイドトレッド化と相まって、ハンドリングパフォーマンスが大幅に向上したのみならず、スタイリングの点でもいっそう凄(すご)味を増すことにつながった。
事実、このコンチネンタルGTコンバーチブルでは、5層のZフォールド型ソフトトップを畳み込むと、低くワイドなスタイルとリアフェンダーの伝統的なシェイプがより強調され、今まで以上にスポーティーかつエレガントな存在感をみせている。要するに“ナカミをまっとうに進化させれば格好良さも増す”ということだ。
パワートレインはクーペでおなじみの6リッターW12 TSI+8段デュアルクラッチトランスミッション+4WD。最高出力635ps、最大トルク900Nmのエンジンスペックにより、0-100km/h加速3.7秒、最高速333km/hという、優雅な大型コンバーチブルには“似合わない”パフォーマンスを得るに至った。...