“ほどほど感”がちょうどいい
コンパクトSUVのカテゴリーは、各ブランドが精鋭を投入するまれにみる激戦区。ここにレクサスは「UX」を送り込んだ。同ブランドのSUVラインナップにおけるボトムも担当するこのニューフェイスは、ライバルとは違うどんな魅力を持っているのか?
タワーパーキングにも収まるサイズ
もしかしたらレクサスのラインナップの中ではこれが一番好きかも……と感じたのは、他のモデルが高価すぎて、手が出ないとかそういうことだけじゃなく、何だか少し肩の力が抜けているようなカジュアルな印象が心地よく感じられたから、なのだと思う。
すでにご存じの方も少なくないだろうけど、このUXはレクサスのSUVラインナップのボトムに送り込まれたモデルだ。レクサスのクルマは、おしなべてデカい。というか、SUVという乗り物は概してデカい。ついこの間までレクサスSUVの末娘だった「NX」でも、駐車する場所には気をつかう。
でも、UXは全長が4495mm、全幅が1840mm、全高は1540mm。タワーパーキングにもギリで収まるサイズだ。もちろんコンパクトと呼べる部類ではないけれど、このぐらいのサイズであれば、普通に使っていて持て余して困るというほどの大きさでもない。パッと見でも、実寸より小さいように感じられる。そんなところからスルッと気分が入りやすかった、というのもあったかもしれない。
ルックスも、わりと親しみやすいように感じられた。まるでSUV界のスポーツクーペとでもいえそうな攻めたデザインだけど、同じレクサスでいうなら初めて「LC」を見た時以来、考えることなく反射的に「わりとカッコイイじゃん」という言葉がクチをついて出てきた。アイコンとなるスピンドルグリルのそこだけを見れば、主張は強いようにも思えるが、全体の造形と調和がとれているようで、誤解されること覚悟の上でいうならイヤミがない。とがっているのにツンケンしてないのだ。...