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メルセデス・ベンツA180スタイル(FF/7AT)【試乗記】


もう少し付き合ってから

メルセデス・ベンツの新世代デザインをまとい、華々しいデビューを飾った新型「Aクラス」。金看板の自然対話式インターフェイス「MBUX」を武器に、強豪ひしめくCセグメントの新たな盟主となることはできるのだろうか。

まあ、こんなもんでしょう

日用品は普通にスーパーで買っている私には、スピーカーに向かってトイレットペーパーを注文する理由がどうも腑(ふ)に落ちない。だが、果たして本当に便利なのかは別にして、そのトレンドは進むいっぽうだろう。そんなことを言っているオヤジでさえ、スマホに語り掛けて電車の乗り継ぎを教えてもらっているぐらいだから、若い世代にとっては対話型のインターフェイスはもう当たり前に違いない。4代目に生まれ変わったメルセデス・ベンツAクラスが大きなセリングポイントとして自然対話型の新しいインターフェイスを搭載したのもまた当然なのである。MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)は、自然言語(要するに普通の会話)の認識機能を搭載し、インフォテインメントや各種機能をコントロールするのが特徴。起動のキーワードは「ハイ、メルセデス」というが実際のトリガーは「メルセデス」のようで、呼びかけは「ハイ」でも「ヘイ」でも「ハロー」でも、あるいは「もうかってまっか?」でも問題ない。従来通りにボタンで起動させることもできる。いっぽうでシート調節やドライブモードの切り替えなど、重要な運転機能に直接かかわるようなコマンドには反応しない。他のメーカーでは「その操作には対応していません」と答えるものもあるが、MBUXは無言で反応しないところが、かえって聞き取れなかったのかと不安になる。

試乗会で2台のクルマを半日ずつ試した印象は、他のシステムと大差ないというものだった。人工知能による学習機能が備わっていることが特徴というから、データが蓄積されて“賢く”なっていけば、また違うのかもしれないが、いきなり乗り込んでかゆいところに手が届くようにコミュニケーションできるかといえばそんなことはない。あまり最初から大きな期待はせずに、慣れていく、育てていくといった姿勢が大切なのだろう。海外試乗会で英語版を試した人たちの評判は上々だっただけに、まだ日本語対応が十分ではないということかもしれない。新しもの好きをガッカリさせてしまうようだが、これを目当てに選ぶほどではない、というのが現状の評価である。...

提供元:webCG

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