新たな芸風の“M”
最高出力450psの直6ターボを搭載するBMWのオープン4シーター「M4カブリオレ コンペティション」が上陸。市街地からワインディングロードまで走らせてみると、これまでのMモデルとは違ったキャラクターが見えてきた。
満を持してのトップレス
BMWジャパンは東京マラソンのオフィシャルパートナーである。2018年の先導車は、発売前の「i8ロードスター」だった。東京マラソンは各国から招待選手が集まるメジャー大会だが、その一方、ランニングイベントの世界では“グルメマラソン”なんていう分野が育ちつつある。エイドステーションで地元の名産品や名物料理がふるまわれる。出ると太っちゃう、楽しいマラソンだ。
M4カブリオレはスピードマラソンとグルメマラソンを一度に味わうようなクルマである。走る性能は“M”だが、屋根を開ければ、青天井が楽しいオープンカーだ。
BMWのスポーツイメージを長いこと牽引してきた「M3」には、2ドアの「コンバーチブル」もあった。M3をツーリングカーレース車両の降臨モデル的なイメージで売ってきた日本にはこれまで輸入されなかったが、1988年の初代M3(E30)コンバーチブル登場から30年、BMWジャパンが満を持して(?)導入したのがこのトップレスM4である。
フルネームは、M4カブリオレ コンペティション。すなわち、M4のなかでもよりパワフルでスポーティーな“コンペティション”をベースにしている。1383万円は当然、M4シリーズ最高額だが、M4クーペ コンペティションとの差は約80万円。Mでない「440i」の“カブリオレ代”約100万円よりお安くなっている。高いものほど安くする。言い換えると、高いほうに誘導する。BMWジャパンのうまいところだ。...