ホストにハマる女性たちの中には、風俗で働いてまでお金を工面し、ホストに貢ぐ人々が存在する。そういった「ホストに狂った女性」、通称「ホス狂い」と呼ばれる女性たちの心理を、元AV女優で文筆家の鈴木涼美氏に聞いた。(清談社 藤野ゆり)
ホストにハマって風俗勤務…
「ホス狂い」女性の実態とは
日本一の歓楽街、新宿歌舞伎町には、現在ホストクラブが200店以上ひしめいているという。そこは女性たちの癒やしの場ではあるが、同時に「ホス狂い」という深い闇も生み出している。セクシー女優デビューに風俗店勤務、恐喝で逮捕といった行動が話題となった元タレント・坂口杏里も、そんなホス狂いのひとりだろう。
なぜ女性は風俗勤務をしてまで、「ホス狂い」になってしまうのか。同じ夜の商売であるゆえ、そもそもハマりやすいのが風俗嬢であるという可能性も考えられる。卵が先か鶏が先か…ホストにハマって風俗嬢になるのか、風俗嬢がホストにハマりやすいのか、実際にはどちらのケースが多いのだろう?
「数としては、もともと夜職(風俗嬢・キャバ嬢など)の女の子がホストにハマる例の方が多いと思います。ホストクラブは、日常的に出入りするような間口の広さはなく、また雰囲気や男性のタイプも独特なので、一般的な職業の女性がいきなり行って急にハマるという例は少ないように思います」
そう語るのは、元AV女優で元日経新聞記者、東大大学院修了という異色の経歴を持つ鈴木涼美氏だ。もちろん、客の中にはOLなど「昼職」の女性も少なくないが、やはり熱心に通っているのは圧倒的に風俗嬢など夜の世界で働く女性たちだという。“ホス狂い”のロールモデルが身近にいるという意味でも、風俗嬢はホストにハマる土壌が整っているのではないかと鈴木氏は指摘する。
さらにホストにハマり、キャバ嬢から風俗嬢へと転身せざるを得ないケースもある。
「ホス狂い女性の中には、キャバからデリヘル、デリヘルからAV、さらに高級ソープなど、夜の世界でもより高額が稼げる仕事に転じていく例も多く、出勤日数も増えがち。もともとお金持ちの女性が浪費する場所としてホストクラブを選ぶというより、ホストにハマって高額のお金を稼ごうとする…というケースが多いかと思います」...