ユーザーもうれしい戦略モデル
強化されたパワーと、充実した装備を誇るポルシェ伝統の高性能グレード「GTS」。高額ながらもポルシェ各車のラインナップで人気なのは、実はお買い得だから? 成り立ちの異なる3モデルで、その走りを試した。
北米で大人気のGTSで軽井沢へ
テニスの試合を見るために、ポルシェで軽井沢に行ってきた。なんて言うと優雅な小旅行みたいに聞こえるが、もちろん仕事に決まっている。「ポルシェ軽井沢フューチャーズ」というテニス大会を観戦することが目的だ。武者修行中の若手選手が参加するトーナメントである。ポルシェの名が冠になっているのは、2016年からメインスポンサーになったから。若手スポーツ選手を支援するポルシェの取り組みの一環なのだ。
せっかくなので、東京ー軽井沢間はポルシェで往復した。13台の選択肢の中からwebCGが最初にピックアップしたのは「718ケイマンGTS」。新しく広報車に加わったモデルなのだ。加えて「911カレラGTS」「マカンGTS」も選ぶ。成り立ちの異なる3台だが、すべて「GTS」でそろえてみた。スポーティーであるとともに、豪華な装備を持つグレードである。
いわゆる素のモデルのハイパフォーマンス版として「S」というグレードが設けられており、それをベースとしてさらにパワーを増強して専用のデザインや装備をプラスしたのが「GTS」。718ケイマンでは、素が300psで720万2000円、Sが350psで909万2000円、GTSが365psで1053万2000円という並びになっている(PDKモデル)。
パワーのアップ分以上に価格が上乗せされているが、実はお買い得モデルらしい。オプションを追加するよりも、つるしのGTSを買ったほうが安くなるという。実際、北米では「ボクスター」も含めた718シリーズの販売数の約半分がGTSグレードなのだ。...