ちょうどいいホットハッチ
「フォルクスワーゲンup!」に伝統の高性能バージョン「GTI」が登場。初代「ゴルフGTI」に近い小柄なボディーを1リッター直3ターボで引っ張る600台の限定モデルは、ホットハッチとしてあらゆる意味で“ちょうどいい”一台に仕上がっていた。
日本仕様は2ドアボディー
初対面だったup! GTIは、トルネードレッドと呼ばれる鮮やかな赤色のボディーに、ブラックアウトされたフロントマスク、リップスポイラー、サイドミラー、ボディーに走る2本のストライプ、リアゲート、ルーフスポイラー、17インチホイールといったさまざまなコントラストのある要素を組み合わせて「GTI」であることを主張していた。もちろんフロントグリルとサイドミラーの下側にはGTIのロゴが備わっている。
1976年に初代ゴルフGTIが登場して以来、約40年のGTIの歴史において、「ゴルフ」「ポロ」そしてこの「up!」と、3つのモデルにGTIが同時に設定されるのは3度目のことだ。ちなみに前回は2000〜2005年の「ゴルフ」「ポロ」「ルポ」の組み合わせだった。およそ13年ぶりに最小クラスのハッチバックを“GTI”に仕立てたというわけだ。かつてのルポへのこだわりの数々を知っている人ならば、VWがただならぬ思いで開発に取り組んできたことは想像に難くないだろう。
ボディー後端でキックアップしているサイドウィンドウグラフィックスは2ドアの証しだ。個人的にはup! は2ドアのデザインのほうが好ましいと思っているし、実際に義理の姉はボクの勧めでup! の2ドアを購入したほどだ。本国には4ドアのGTIも存在しているというが、日本仕様は潔く2ドアのみの設定という。...