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ポルシェ911 GT3(RR/7AT)【試乗記】


抜き身の魅力

「ポルシェ911 GT3」の最新モデルに試乗。“寄らば斬るぞ”と言わんばかりのド派手な空力パーツと、GT3カップカーからデチューンすることなく移植したという4リッター自然吸気フラットシックスユニットを備えた、公道のレーシングカーの実力とは?

最高出力は500psの大台に

新型911 GT3で向かったのは、埼玉県の本庄サーキットだった。ドリフトイベントによく使われるミニサーキットへ走りに出掛けたわけではない。「日産セレナe-POWER」の試乗会が行われていたのだ。

まだ真っ暗な早朝、覚悟を決めてエンジンをかける。スゴイ音がするので、クルマには申し訳ないが、すぐDレンジに入れて動き出す。ノーズを出し、右に90度曲げて道路に出るとき、冷え切ったデフが「ガギグゲゴ」と文句を言った。

「公道も走れるGT3カップカー」が991型911に登場してから3年、バージョンアップした2018年モデル最大の変更点は、水平対向6気筒がまたストロークアップして、3.8リッターから4リッターになったことである。最高出力も475psから大台の500psに乗った。しかし、そのへんの200ccも25psも筆者のようなドライバーには意味がない。3.8リッターのGT3には3年前たしかに試乗しているのだが、今回、公道で新型に乗っても、正直言って排気量やアウトプットの伸びシロを体感することはできなかった。

しかし、相変わらずスゴイのは、音だ。特に暖機が十分でないと、PDKやデフのメカノイズが容赦なく侵入してくる。アイドリングストップ機構は付いていない。低速では後輪の跳ね上げた砂や小石がフェンダーの裏側をパチパチたたく音もする。遮音レベルもGT3級だ。目でも耳でもレース機材である。...

提供元:webCG

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