ソフト or ハード?
あたりを払うかのような見た目の迫力と、使い勝手に優れた装備で人気のミニバン「トヨタ・アルファード」がマイナーチェンジ。2列目が“主役”のトップグレード「エグゼクティブラウンジS」に試乗し、最新型の出来栄えを確かめた。
より過激に、そして先進的に
嫌いな人は大嫌い、好きだと宣言する人にはあまり出くわさないが、実際にはすごく売れているという賛否両論渦巻くクルマ、それがトヨタ・アルファード(と兄弟車の「ヴェルファイア」)だ。トランプ支持みたいなものか。デビュー3年目のマイナーチェンジで、より過激なスタイリングを得て、V6エンジンとトランスミッションが新世代に切り替わり、安全性能が充実した。
試乗したのは、ラインナップの中で最も高価な、ハイブリッドの「エグゼクティブラウンジS」。車両価格は750万8160円。“エグゼクティブラウンジ”というのは、左右独立タイプの最も豪華な2列目シートが自慢のトップグレードで、その2列目には電動オットマンや大型アームレスト、収納式テーブル、ヒーターおよびベンチレーション、12.1型モニターといった旅客機のビジネスクラスと同等の機能、そして広さが備わる。「S」はフロントを中心に、より大仰なエアロパーツが付いているタイプを指す。...