新種のスポーティーカー
SUVのルーフをチョップして生まれたユニークな「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル」に、ディーゼル仕様が登場。その走りは、先行して発売されたガソリン車とはひと味違う個性にあふれていた。
必殺技のあるSUV
首都高速を走っていたら、芝公園のちょうどコーンズのあたりで真っ黒の「カイエン」だか「マカン」だかとサイド・バイ・サイドになった。ほほう、きみは若いのにポルシェか、と思った。私はコレですよ。自分のでもないのに、筆者をそういう余裕たっぷりのステキな気分にさせてくれたのがこのクルマである。
最新のディーゼルエンジンを搭載した2018年モデルのレンジローバー イヴォーク コンバーチブル。ガソリンのイヴォコンもよかったけれど、ディーゼルはいっそう「ワイルドだぜ」だったか、「ワイルドだよ」だったか、そんな感じ。
不思議なことに筆者は、カイエンだかマカンだかを物理的に見下ろしていた。イヴォーク コンヴァチは全長4385×全幅1900×全高1650mm、ホイールベース2660mmと、ようするにフォルクスワーゲン グループでいえば、「ティグアン」のクラスである。かたやマカンは、全長4697×全幅1923×全高1624mm、ホイールベース2807mmと、格上であることは明白だ。カイエンともなればなおさら。
しかるに全高のデータも示しているように、着座位置の高さでは負けておらん上に、こちらには屋根が開くという、あちらにはない特技、必殺技がある。そのことを向こうは、というのはポルシェSUVのドライバーの方のことですけれど、もちろんなんにも思っておられないだろうけれど、申し上げるまでもなく、必殺技を持つキャラクターは強いのである。
ウルトラマンのスペシウム光線、仮面ライダーのライダーキックはもちろん、星飛雄馬の大リーグボールに矢吹 丈のクロスカウンターと、たとえが古くてどーもすいません。キャラクターを立たせること、「キャラ立ち」に必殺技は欠かせない。最近の例でいえば、平昌冬季オリンピック、カーリング女子の「そだねー」であろう。本来であれば、金メダルを2個もとった高木菜那が一番エライはずなのに、どちらがマスコミ的にもてはやされているかといえば、わかりやすい必殺技を持っている方である。「そだねー」のどこが必殺技なんだ? そだねー。...