ボルボらしさが詰まってる
まったく新しいプラットフォームをベースに開発された、ボルボの新世代SUV「XC40」。カジュアルでアクティブな雰囲気をまといつつも、端々に“今時のボルボらしさ”を感じさせるニューモデルの出来栄えを、バルセロナの地で試した。
キーワードは“スニーカー”
2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤーを「ボルボXC60」が受賞した。ボルボとしては初めて、輸入車としても2度目の頂点は、選考委員のひとりである僕も驚きの結果だった。
しかし冷静になって考えるにつれ、XC60は価格こそ高いものの、北欧生まれであることを実感するシンプルで温かみのあるデザイン、新世代プラットフォームによる乗り心地とハンドリングのバランス、ボルボが以前から熱心に取り組んできた安全性など、あらゆる要素が高次元でまとまっており、受賞は妥当だと思えるようになってきた。
となると、ここで紹介するXC40はさらなる評価を獲得するのではないか。スペインからの独立問題で揺れるカタルーニャの中心都市、バルセロナにて催された国際試乗会で実車に触れ、そう思った。
気になるデザインは、「XC90」からこちらの流れを受け継ぎながら、車格にふさわしいカジュアルな雰囲気をも身につけていた。ボルボでは3系統のラインナップを靴にたとえており、「90」シリーズは革靴、「60」シリーズはスエードのシューズ、そして「40」シリーズは高級ブランドのスニーカーをイメージしている。たしかにXC40は「ボルボのスニーカー」という雰囲気がする。
サイドウィンドウ後端のキックアップはさらにダイナミックだし、サイドシルの抉(えぐ)りも明確。このサイドシルで用いた台形のモチーフを前後のフェンダーやアンダーグリル、リアパネルなど各部にちりばめていることも、アクティブな雰囲気につながっている。...