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ルノー・メガーヌGT(FF/7AT)【試乗記】


こいつは面白い!

ルノーのCセグメントハッチバック「メガーヌ」がモデルチェンジ。その第1弾として、標準モデルとともに日本に導入されたのが、高性能版の「GT」だ。箱根のワインディングロードで、ルノー・スポールが手がけたこだわりのハンドリングを満喫した。

的確なルノーの日本戦略

おぉ〜、今回もルノー・スポール、キレッ…キレだぜッ! あきれるほどに切れ味鋭い「4コントロール」の操舵フィールに、思わずロラン・ウルゴンさんの顔を思い出した。ウルゴンさんとは、先代「メガーヌR.S.」でニュルをアタックした開発ドライバーであり、ルノー・スポールの“顔”。“世界一のハンドリングヲタク”の笑顔が自然と浮かんでくるほど、このメガーヌGTはマニアックなハンドリングの持ち主だったのである。

ルノーのCセグメントを担うメガーヌが、4代目へと世代交代を果たした。 「フォルクスワーゲン・ゴルフ」とタメを張るハッチバック。普通であればベースモデルを最初に導入して、それからハイパフォーマンスモデルを徐々に展開していくのがメーカーのセオリーだろう。 しかしルノー・ジャポンはそれをしない。彼らは日本というマーケットを、実によくわかっているのである。つまり、この国で自分たちが、トヨタやフォルクスワーゲン、メルセデスといった巨大な先達(せんだつ)たちと、今同じことをやっても意味はない。大切なのは日本人の心に突き刺さるモデルで勝負することなんだ、と。

ちょっと話が脱線するけれど、この戦略は聞けば当たり前のようでいて、実際にやるとなるとかなり難しいことだと筆者は思う。本国サイドにしてみれば、メガーヌは自信作であり基幹モデル。普通なら「わが国でこれだけ人気なんだから、ジャポンでも売れないわけがない!」と、これを大量にインポーターに売りつけようとするはずである。しかし軽自動車とハイブリッドカーとミニバンが席巻する日本のマーケットでは、いくら欧州の猛者であってもつけ入る隙はない。

カルロス・ゴーンCEOの日本への理解や、日産とのアライアンスがそれを可能とさせたのか? ともかく彼らは、日本市場は「ルノー・スポール」に的を絞った。そしてそのかいあって、常に世界で5指、いいときはナンバースリーに入る売り上げを達成している。日本は“特別なモデルしか売れない国”だと理解しているのである。...

提供元:webCG

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