退屈とは無縁
大きなボディーと伝統の名称復活に違和感を覚えつつも、モダンで機能的なファミリーカーとしてみればその実力は申し分ない「MINIカントリーマン」。ラインナップでひときわ注目されるディーゼルエンジン搭載モデルに試乗し、人気の秘密を探った。
違和感だらけのカントリーマン
最新世代のMINIカントリーマンは、「MINIクロスオーバー」の時代を入れるとMINIのコンパクトSUVとして3代目にあたる。
全長4445mmのMINI史上最大のボディーサイズは自慢のひとつ。MINIがブランドになった現在でも、いまだコンパクトさが個性であるとのイメージが強い自分には、ミニサイズではないMINIカントリーマンにはおおいに違和感がある。
加えて、大人の事情でこれまではMINIクロスオーバーと名乗ってきたのが、最新世代では晴れてMINIカントリーマンになったのはいいのだが、その歴史を振り返れば、クラシックMiniのカントリーマンは「トラベラー」と並ぶワゴンボディーの持ち主であり、残念ながら少し前に生産が終了した「MINIクラブマン」こそがその直系といえる。由緒あるカントリーマンの名をSUVが引き継ぐということにも違和感を覚えるのは私だけではないはずだ。
それでも、とりあえずMINIカントリーマンに対するスッキリしない気持ちを頭から消し去れば、このクルマの魅力がくっきりと見えてくるかもしれない。そんな期待とともに、今回は2リッター直4ディーゼルターボを搭載する人気グレード「MINIカントリーマンD」をロングドライブに連れ出した。...