中居正広氏の性加害疑惑をめぐり、週刊文春は訂正記事を出した。だが、記事全体を読み解けば根幹が揺らぐものではなく、被害を訴える女性の存在やフジテレビ側の対応といった問題は依然として重く残る。スクープを連発する週刊誌報道の裏側に迫る。※本稿は、赤石晋一郎『なぜ週刊誌だけがスクープを連発できるのか―元文春記者が見るスキャンダルの裏側』(平凡社)の一部を抜粋・編集したものです。
性加害記事の訂正で
吹き始めた文春への逆風
週刊文春報道vsフジテレビという対立のなかで、優勢に見えていた週刊文春にも逆風が吹き始めた。所謂「訂正問題」が勃発したのである。
2025年1月28日に大手メディアは週刊文春の「訂正」問題を一斉に報じた。産経新聞の記事を引いてみよう。
週刊文春編集長名で発表された訂正記事は次のようなものだった。...
赤石晋一郎