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ロータス・エミーラ ターボSE(MR/8AT)【試乗記】


ハレとケの間の切れ味

初期受注モデルがようやく(?)行き届き、カタログモデルの販売がスタートした「ロータス・エミーラ」。2リッターターボ車にさらなるハイパワー版の「ターボSE」が設定されたのがトピックだ。ロータスのハイパワー版と聞くとつい身構えてしまうが、果たしてその仕上がりは?

我慢こそ善、という時代もあった

昔々、編集部の先輩たちは「楽ちんなクルマなどスポーツカーではない」と公言していたものである。“スポーツ”なのだから、余分なものを徹底的にそぎ落として走りに特化するのは当然で、快適性を求めるなど軟弱である、との意見は当時のクルマ好きの間でも多数派だったと思う。初代「NSX」のリアトランクの大きさが議論された時代でもあった。とはいえ、安全性や環境性能が重視される昨今、スパルタンなスポーツカーは生きづらい。そもそも日常使用にある種のやせ我慢が必要なクルマが敬遠されるのは当たり前であり、どうしても限られたエンスージアスト向けになる。それを打開するための新世代のロータスがエミーラである。実用性と洗練度を向上させて間口を広げ、より多くのカスタマーを引きつけようというのはロータスの悲願でもある。仮想敵はやはり価格もパフォーマンスも非常に近い「ポルシェ911カレラ」ということになろう。

2リッター4気筒ターボモデルも3.5リッターV6スーパーチャージャーモデルもこれまでは「ファーストエディション」のみだったが、2024年秋に発表されたこの2025年モデルから通常のラインナップとなり、「エミーラ ターボ」「エミーラ ターボSE」「エミーラV6」の3車種が用意されている。このうち高性能版2リッターターボを積むターボSEが新たに加わった新顔で、価格は約1823万円となる。...

提供元:webCG

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