若いもんには負けん
モデルライフがついに10年を突破した、ボルボの最上級SUV「XC90」。ボルボはまだこのモデルに頑張ってもらうつもりのようだが、その商品力は今日でも通用するレベルにあるのか? マイナーチェンジを受けた最新モデルに試乗して確かめた。
11年目の進化
ボルボのフラッグシップSUVであるXC90が2代目に生まれ変わったのは2015年のことで、すでにモデルライフは10年を超えている。ふつうならフルモデルチェンジしてもいいところだが、その魅力は色あせることなく、日本でも2024年の販売は1141台を数え、このクラスのSUVとしてはトップ10入りを果たしているというのには驚きだ。
それだけに、ボルボは大幅な改良でさらにモデルライフを延長したい考えで、日本でも2025年2月に最新版のXC90が発売になった(参照)。
改良の内容は後ほど触れるとして、ラインナップは2リッターガソリンターボエンジンを搭載する「XC90プラスB5 AWD」と「XC90ウルトラB5 AWD」、そして、プラグインハイブリッド車(PHEV)の「XC90ウルトラT8 AWDプラグインハイブリッド」だ。このクラスならディーゼルエンジン仕様が用意されていてもよさそうだが、ボルボはすでにディーゼル車の生産を終了。いっぽうガソリンエンジンについては、2020年にはすべてをマイルドハイブリッド化して、パワートレインの電動化をリードしてきた。
ボルボは2030年までに完全な電気自動車(BEV)メーカーになることを目指していたのだが、BEVの普及が遅れていることから、目標とする時期を先に延ばすことを表明している。BEVの投入計画に変更はないものの、PHEVやマイルドハイブリッド付きのガソリンエンジン車には、もうひと踏ん張りしてもらわないといけないわけだ。...