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レンジローバー・スポーツSVエディションツー(4WD/8AT)【試乗記】


膝立ちで攻める

「レンジローバー・スポーツSVエディションツー」をドライブ。強力なV8エンジンや専用の足まわりで武装し、サーキット走行まで見据えたハイパフォーマンスモデルだ。“レンジローバー史上最速”の実力を一般道と高速道路で味わってみた。

幕末の志士のような、在りし日の花街のような

レンジローバー・スポーツSVエディションツーはめちゃんこよかった。2023年6月に導入が発表された「SVエディションワン」に続く第2弾となるこれは、2025年限定の特別仕様で、新色のマットフィニッシュの「ブルーネブラ」をイメージカラーとする。このほかに3色あるけれど、このブルーネブラがいい! 蓬髪(ほうはつ)の坂本龍馬とか、あるいは洋装のクールな二枚目、土方歳三とかを思わせる……というのは筆者の勝手なイメージですけれど、独特のすごみ、殺気みたいなものを放っている。

筆者の個人的な感想ながら、ドアを開けると現れる、明るいグレーと黒檀(こくたん)の、高級そうなレザー内装とのコントラストがまた、いいなぁ。と思わせる。外見はくすんだ藍色で、ちょっとホコリっぽくて薄汚れたような感じ(汚れているわけではない)。中は対照的にシミひとつない清潔さで、浮世離れしている。さながら『べらぼう』の舞台の吉原か。水墨画みたいな白と黒なのに色気がある。行ったことないけど、行ってみたかったなぁ。と、だれもが思う世界が構築されている。わびさび。ということばも浮かんでくる。

エディションワンとか、エディションツーとか、毎年のように特別仕様を少量販売する。というのは、高級既製服、プレタポルテみたいな、これぞ富裕層ビジネスであろうけれど、それにしても趣味がいい。庶民はうらやましいぞ。

でまた、運転してみると、べらぼうに強烈至極で、レンジローバーというブランドの筆者の脳内でのポジションの書き換えを迫られる。5リッターV8スーパーチャージド、575PSの高性能版である先代「レンジローバー・スポーツSVR」の後継、という位置づけだとしても、そのSVRの存在を筆者がすっかり忘れていたこともある。...

提供元:webCG

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