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ホンダ・アコードe:HEV Honda SENSING 360+(FF)【試乗記】


未来への回答

今やホンダの旗艦車種となった「アコード」に、先進運転支援システム(ADAS)「Honda SENSING(ホンダセンシング)360+」を搭載した新グレードが登場。ハンズオフ走行をはじめとする各機能の仕上がりを試すとともに、進化を続けるADAS/自動運転の未来を考えた。

「レベル3」はひとまず置いておいて

米国自動車技術会(SAE)や国土交通省の定義によると、自動運転には「0」から「5」までの6段階のレベルがある……ということは、webCGの読者であればご存じかもしれない。スバルの「アイサイト」をはじめ、現在の市販車が搭載している高度なADASが「レベル2」(加速・減速・旋回の車両制御をシステムが部分的に行う)相当であることも、理解している人はいるだろう。

では、その次のステップはどうだろうか。「レベル3」、つまり運転主体が人間のドライバーからシステムに変わっているクルマというと、今は販売を終了した「ホンダ・レジェンド」をまず思い出す。「Honda SENSING Elite」を搭載したこのクルマは、世界で初めて市販車で自動運転レベル3を達成したということで、興味津々、試乗会に赴いた覚えがある。

しかし、その生産台数は100台限定で、販売方法はリースのみ。肝心のレベル3自動運転機能「トラフィックジャムパイロット」も、高速道路で車速が30km/h以下とならないとアイズオフ走行は可能にならず、また車速が50km/hを超えると通常のハンズフリー走行に戻されるなど、その作動基準はかなり厳しかった。おまけに価格は1100万円と、普通のレジェンドより400万円近く高かった。

そもそもの前提として、レベル3はシステムが交代を要請したときは、人間が運転を代わらなければいけない。だからだろう。同じ自動運転でも、移動サービスや物流サービスの分野では、レベル3が議論に上ることはなく、「レベル2の次はレベル4」というのが一般的な認識になっている。運転手不足の解消という大命題の解決に、レベル3はつながらないからだ。僕自身も、自家用車だけでなく移動サービスや物流サービスの自動運転を取材していくにつれ、「レベル3は曖昧ではないのか?」という気持ちになっていた。

なので、通算11代目となる現行アコードが、レベル2の枠内でのハンズオフを実現する「Honda SENSING 360+」を搭載してきたことは、レベルダウンではなく、理に適った判断だと思った(参照)。...

提供元:webCG

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