これぞ本場の味わい
「メルセデス・ベンツGLC」に新グレードの「コア」が登場。装備や仕様を厳選することで価格低減を図ったという新たなエントリーモデルだ。ラグジュアリーなSUVだけにあまり寂しい気持ちは味わいたくないところだが、仕上がりはどんなものだろうか。
売れまくるGLC
2023年に現行の2代目に切り替わったGLCは、昨2024年に日本でもっとも売れたメルセデスだったという。JAIA(日本自動車輸入組合)による外国メーカー車モデル別新車登録台数でも、GLCはあの「フォルクスワーゲン・ゴルフ」をおさえての2位だった(1位は、統計的に全モデルがまとまった数字になってしまうMINI)。
ただし、GLCがメルセデスの国内販売トップになったのは今回が初めてだ。2024年の同ランキングには、GLCのほかに「GLB」「Cクラス」「Gクラス」「Eクラス」もトップ10入りしている。モデルチェンジを問わずにトップ10入りを欠かさない不動のCクラスを中心に、その年ごとにいろんなモデルがトップ10に顔を出すのが、日本における輸入車販売で10年間トップであり続けているメルセデスの強さでもある。
いっぽう、グローバルでのGLCは、日本以上の存在感を示している。本国での2代目への切り替えは2022年秋だったが、初代GLCはモデル末期ともいえる2020年にメルセデスのSUVでトップの売り上げを記録して、最末期の2021年にいたってはCクラスを抜いて、同社乗用車のベストセラーとなったとか。
メルセデス・ベンツ日本は、この2025年3月、そんなGLCにコアという戦略モデルを追加した。ベースはおなじみの「220d 4MATIC」だが、その仕様装備を吟味することで、ベースより57万円安い819万円という本体価格をうたう。今回取材したのはGLCだが、「GLCクーペ」のコアも同時発売されており、そっちの本体価格は、ベース比で32万円安の866万円である。...