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BMW M5(4WD/8AT)【試乗記】


Mの魂を感じる

「BMW M5」が第7世代へと進化。V8エンジンを核としたプラグインハイブリッドパワートレインはシステム最高出力が727PS、最大トルクが1000N・mと、スーパースポーツの水準に達している。日本の公道でその能力の(ごく)一部を味わってみた。

V8サウンドを心ゆくまで

クルマを引き取り、ユルユルと都内をしばらく走っていたら、あることに気がついた。かすかにV8ツインターボの音が聞こえているのに、回転計の針は「0」のところに張り付いたままだった。プラグインハイブリッド車(PHEV)になったのは知っていたけれど、バッテリー残量が十分残っておらず、ずっとエンジンで走っていると信じて疑わなかったのだ。最新型のBMW M5は、EVモードで走行していると、V8サウンドがスピーカーから流れるようになっている。それがかなりリアルなものだから、違和感をまったく覚えずすっかりだまされてしまった。

EVモードのサウンドをどうするかについてはどのメーカーも頭を悩ませているようで、近未来のクルマの音なんか誰にも分からないのに勝手に“近未来風の音”として、「ヒューン」だの「キュイーン」だのがあてがわれている場合が多い。BMW M社の開発チームとこれまで何度も話をしたことがあるけれど、彼らのクルマに対するこだわりは半端なく、「そこまでしなくても」とこっちがちょっと引いてしまうくらいのレベルにある。

確かに、モーターで走行中はモーターを想起させる音でなければならないなんて決まりはなく、エンジン音にしてもいいわけで、なんなら自慢のV8サウンドを始終聞かせてあげようなんて思いが彼らにはあったのかもしれない。M5を選んでいる時点で、オーナーは(それがたとえPHEVになったとしても)V8ツインターボを喜んで受け入れているはずだから、EVモードでV8の音がしたとしてもそれを不快だと感じる人はいないだろう。M5は、そういう前提が成り立つモデルでもある。...

提供元:webCG

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