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スズキ・フロンクス(4WD/6AT)【試乗記】


人気の秘密がわかった

扱いやすいコンパクトなサイズとスタイリッシュなクーペフォルムが注目されるスズキの新型SUV「フロンクス」。日本向けとして仕立てられた4WDモデルを郊外に連れ出し、日常での使い勝手や長距離ドライブでの走りをチェックしながら、その人気の秘密を探った。

競合車よりもコスパが高い

先日開催されたスズキの「2025年3月期 第2四半期決算説明会」において、フロンクスの受注台数が正式発売から約2週間の10月末時点で1万台を突破したと明かされた。国内月販計画1000台の10倍以上ということだ。

ご承知のように、フロンクスはインドで生産される。そのインドでは2023年春に発売されて、2024年1月には累計販売10万台を達成した(史上最速とか)。また、今回の国内発売の前には、中南米や中東、アフリカなど49の国と地域ですでに発売済みだ。

国内での登録台数は発売初月の10月が2137台、続く11月が1713台。フロンクスの生産自体はすでに軌道に乗っているだろうから、今後も納車は順調に進みそうである。

いずれにしても、日本国内でのフロンクスの滑り出しは上々といっていい。その人気の理由は、素直にスタイリッシュなクーペSUVデザインに加えて、やはりコスパの高さと、きめ細かい“日本化”のおかげだろう。サスペンションは専用チューンで、5穴ハブも日本専用。最新の先進運転支援システム(ADAS)である「デュアルセンサーブレーキサポートII」を装備するのも、日本市場のためだ。

フロンクスの本体価格は、FFで254万1000円、4WDで273万9000円。競合する「トヨタ・ヤリス クロス」や「ホンダWR-V」にはより安価なグレードもあるが、フロンクスはこの価格で、9インチディスプレイにナビも搭載済み。しかも、最新のADAS、アルミホイール、ヘッドアップディスプレイ、電動パーキングブレーキ、オートエアコン、シートヒーター、一部合皮のコンビシート表皮、本革巻きステアリングホイール、ワイヤレス充電まで標準だ。装備内容に対するコスパは、競合車より確実に高い。

同じインド生産のWR-VがFFのみなのに対して、フロンクスには4WDもあるので、日本の積雪地域でも選ばれやすい。以前、WR-Vの担当者にシートヒーターの用意がないことをただしたら、「気づきませんでした」との回答だった。それが本当かどうかは定かでないが。...

提供元:webCG

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