我、未確認走行物体ニ遭遇セリ
ランボルギーニの旗艦が世代交代。新たに猛牛の群れを統べる「レヴエルト」は完全新設計をうたう6.5リッターV12ユニットに電気の力を加え、システム出力1015PSを発生するモンスターマシンだ。その力をサーキットで解き放ってみた。
フロントに2基のモーターを搭載
ランボルギーニの新しいフラッグシップとなるレヴエルトがいよいよ日本にも上陸。6543万円という価格にもかかわらず、早くも2〜3年分相当の受注が入っているという注目のモデルにひと足先に触れる機会をいただいたのは富士スピードウェイだった。
レヴエルトとはスペイン語で「混合」の意。内燃機とモーターからなるパワートレインのミクスチャーを言い表してのものだろう。また、スペインにはかつてレヴエルトと名づけられた伝説的な闘牛も存在したという。
パワートレインの構成は、前軸に最高出力150PSのモーターを2基搭載。街なか走行を想定したドライブモードの「チッタ」ではこのモーターが走行を担い、センタートンネルに収められた容量3.8kWhの駆動用バッテリーにより、電気のみで最長10km程度、前輪駆動での走行が可能だ。たとえ自宅から幹線道路までのアクセス程度であっても、この手のクルマを無音で動かせるありがたみは日本のような住環境ではひと際大きい。そしてモーターを「2基」搭載……ということは、当然ながらスポーツドライビング時には積極的なベクタリングで旋回能力を底上げする。
エンジンは60度バンクのV12で、6.5リッターの自然吸気となる。「アヴェンタドール」とは骨格プロファイルを共有し、ボア・ストロークも同じだが、中身は完全新設計だ。エンジン本体の最高出力は825PSで、その発生域は9250rpm。レブリミットは9500rpmに設定される。...