アシと燃費に自信アリ
ウォームチタニウムの専用色でコーディネートされた内外装が特徴的な、ルノーのクーペSUV「アルカナE-TECHエンジニアード」に試乗。その仕上がりと、今回の試乗イベントでおこなわれたメディア対抗燃費競争「プチ燃費チャレンジ」への参戦結果を報告する。
今や魅力的な価格設定
ルノー・ジャポンは2022年、過去最高の8615台を売り上げた。これは輸入ブランド別トップ10に入るばかりか、プジョーをついに上回るフランス車1位となる数字でもある。同年のルノー・ジャポンは稼ぎ頭だった「カングー」がモデルチェンジ期にあたり、その販売台数が前年の1631台から7台に激減。そうした逆風を押しての過去最高は「トゥインゴ」「キャプチャー」「メガーヌR.S.」などが前年比プラスだったことに加えて、新規車種の「アルカナ」が発売半年で、これらや「ルーテシア」といった主力モデルに続く754台を売り上げたからだ。
アルカナ人気の秘密は、この一度見たら忘れられなくなる(?)独特のクーペルックと「フルハイブリッド」の記号性、そしてその記号に恥じない22.8km/リッターというWLTCモード燃費だろうか。ただ、アルカナは車体サイズこそCセグメント級でありながら、内外装の仕立てはルーテシアやキャプチャーなどのBセグメントに通じる……という独特のポジションにある。それを考えると発売当初の価格(429万円)は少し高い印象もあり、当時の試乗リポートでもそう書かせていただいた。
しかし、そこから輸入車価格は上昇の一途。他社の同クラスはあっという間に、純ガソリン車でも400万円台後半、ディーゼルともなると500万円台が当たり前になってしまった。アルカナも多少は値上がりしたものの、追加された1.3リッター直4ターボの「マイルドハイブリッド」で399万円、今回の「E-TECHフルハイブリッド」(以下、E-TECH)でも438万円〜469万円という正札を下げる。
この素直に魅力的な割安価格の背景には、アルカナの生産拠点が日本に近い韓国・釜山工場であることも大きい。そのおかげか供給も安定しており、ルノー・ジャポンの公式ウェブサイトでも、アルカナはE-TECH、マイルドハイブリッドともども「早期納車可能なモデル」として掲載されている。...