非凡なるフットワーク
フルモデルチェンジを機にグローバルで統一された車名と、FFモデルの設定が関心を集めるスバルの新型クロスオーバーSUV「クロストレック」。ラインナップのなかで最もベーシックな「ツーリング」を郊外に連れ出し、先代「XV」からの進化とFFの走りを確かめた。
2リッターハイブリッドに一本化
スバルXVがモデルチェンジしてクロストレックと改名した。スバルの主力市場、北米では先代モデルからクロストレックを名乗っていたが、今回、世界でクロストレックに統一されたという。「インプレッサ」ベースのSUVとして2010年に国内デビューした時は「インプレッサXV」だった。
車名は二転三転しているが、このシリーズはスバルのなかでも大きな成功作である。XVを名乗るようになった2代目と先代の3代目でほとんどカタチが変わっていない、その効果(?)もあって、スバル車のなかでも一番多く見かける気がする。
SUVというよりも、よりスポーツハッチ風にイメージチェンジした印象の新型は、エンジンが2リッターハイブリッドの「e-BOXER」に一本化された。2リッター/1.6リッターのナマボクサーを落として、「アドバンス」の名で最上級グレードに祀り上げていた電動ユニットのみにしたというのは、新シリーズ最大のニュースだろう。
グレードは「ツーリング」と「リミテッド」のふたつに整理されたが、価格帯は先代の220万〜295.9万円から266.2万〜328.9万円へと上がっている。
試乗したのは最もベーシックなFFのツーリング。といっても“素”の広報車にはなかなか乗せてもらえないもので、11.6インチディスプレイのカーナビ、「アイサイトセイフティプラス」の視界拡張テクノロジーなど、数多くのオプションが載って322万3000円と、素のFFリミテッド(306万9000円)よりはるかに高くなっていた。...