マイナス200ccの癒やし
鈍い光を放つ特徴的なホイールにピンときたあなたは鋭い。この「プリウス」はトヨタの新車サブスクリプションサービス「KINTO(キント)」専用モデルなのだ。先代譲りの1.8リッターユニットと専用セッティングの足まわりによる走りは、なかなか玄人好みの仕上がりだ。
納車が圧倒的に早い
最近は実車をぼちぼち見かけるようになった新型プリウスだが、現在は納車が2年待ちとか、受注休止といったウワサが飛び交う。そんな新型プリウスも、トヨタ肝いりのKINTOなら納車が早い……と話題だったりもする。
KINTOの公式ウェブサイトによると、通常購入だと今は注文すら困難(?)といわれる2リッターの「Z」や「G」でも納車めどは7〜9カ月、KINTO専用グレードとなる1.8リッターの「U」にいたっては1.5〜2カ月と記されている(2023年5月1日現在)。すなわち、国内向け新型プリウスにはKINTO用の生産枠があり、そっちには普通販売よりは需給に余裕があるということか。
今回試乗したのが、そのKINTO専用プリウスである。一応の本体参考価格は299万円。この値段で購入はできないが、ひとつ上級の2リッターのGより21万円安く、法人向けの1.8リッターの「X」より24万円高い金額だ。
プリウスをKINTOで乗る場合は「KINTO Unlimited」というプラン一択となる。宣伝によく使われる“初期費用ゼロ、月額1万6610円”という最安プランはボーナス払いを16万5000円とした7年契約で、途中解約には最大89万円の違約金が発生する。同じ条件でも、5年プランなら月々の支払いは1万9030円、3年プランなら2万2440円になる。
あるいは解約金もボーナス払いもないプランなら、初回申込金24万7940円で、最初の3年間が月々4万4400円。さらに長く乗りたいなら、4年目と6年目にそれぞれ延長のための再契約料(13万3320円)が必要になるが、月々の支払額も4〜5年目が3万7730円、6年目以降が3万1130円と下がっていく。
ちなみに、これらの料金には各種税金、メンテ費用、任意保険、クルマのアップデート(先進運転支援機能=ADASのソフトウエアなど)もすべて含まれる。...