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日産セレナ ハイウェイスターV(FF/CVT)【試乗記】


人気の理由はここにある

日産のミドルクラスミニバン「セレナ」が6代目にフルモデルチェンジ。このセグメントでは定番車種の一台となっている日産の実力派は、新型となってどのように進化したのか? ライバルに対するアドバンテージはあるのか? 2リッターのガソリン車で確かめた。

驚くほどのキープコンセプト

昨2022年は、かつて「5ナンバーワンボックス」などと呼ばれてきたミドルクラス箱型ミニバンの3強すべてがフルモデルチェンジされるという、歴史的……は大げさだが、ちょっと珍事的な年になった。年初発売だった「トヨタ・ノア/ヴォクシー」(以下ノアヴォク)は8年ぶり、春の「ホンダ・ステップワゴン」が7年ぶり、そして11月に発表されたセレナが6年ぶりの刷新だった。各車のモデルチェンジ間隔がそれぞれ長期化したことで、偶然にも今回のような現象につながったというわけだ。

このセグメントは国内ではいまだに安定した台数が売れており、トヨタ、ホンダ、日産という日本のビッグスリーがガチンコで競合する厳しい市場でもある。ただ、同時にほぼ国内専用商品でもあり、右肩上がりの成長を見込めるわけでもない。よって、どうしてもモデルライフが長期化する傾向にあり、開発コストをふんだんに投入できるわけでもないのだが、ライバルに後れを取るわけにもいかない。

そんななかで、ノアヴォクがプラットフォームを21年ぶりに(というか、現在のFFベースになって初めて)完全刷新したり、ステップワゴンが「わくわくゲート」をあえて捨てたり、さらにともに5ナンバー仕様をついに廃止したりと、それなりに根本部分の変化があった。それに対して、セレナは超キープコンセプトである。

新型セレナは2005年発売の3代目以来、今回で4世代連続となる「Cプラットフォーム」の改良型を土台として、5ナンバーモデルも残した。「e-POWER」と2リッターの純ガソリンエンジンというパワートレインのラインナップもこれまでどおり(e-POWERのエンジンは1.4リッター化されたが)だし、独特のシートアレンジや「デュアルバックドア」、印象的なほど低いベルトラインも従来モデル同様である。先代は日産自慢の「プロパイロット」をいち早く採用したことでも話題となったが、今回も一部グレードに最新の「2.0」を投入して、先進的なイメージを維持する。...

提供元:webCG

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