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スズキ・ソリオ バンディット ハイブリッドSV(FF/5AT)【試乗記】


時代に応えるハイブリッド

スズキの便利なコンパクトトールワゴン「ソリオ」に、フルハイブリッド車(以下、HEV)が復活。他社のものほど“デンキ感”は強くないものの、しっかり燃費に貢献するシステムを搭載した新型ソリオのHEVは、せちがらい今日にありがたい一台に感じられた。

3年のときを経て復活した理由

これまで純ガソリンエンジン車とマイルドハイブリッド車(以下、MHEV)という2本立てだったスズキ・ソリオに、HEVが復活した(参照)。

ソリオのHEVといえば、先代途中の2016年11月に追加されて、それと同じパワートレインは翌年7月に「スイフト」にも搭載された。しかし、2020年11月にソリオがフルモデルチェンジすると、HEVはカタログから落とされてしまう。スイフトHEVもその直前の2020年8月に販売終了しており、このスズキ独自のHEVは、いったん姿を消す。スズキの鈴木俊宏社長は、その理由を現行ソリオの発表会場で「これまでのHEVの販売状況を踏まえて、新型車ではMHEVだけにした」と説明。つまりは売れなかったのだ。

先代ソリオHEVの発売当時の価格は、MHEVの約22万円高。燃費の改善幅は4.2km/リッターで約15%(当時はJC08モード)だった。今から考えればお得な気もするが、当時のソリオ購買層にはあまり刺さらなかったわけだ。

その後、このハイブリッドシステムは高出力化されて「エスクード」に搭載される。2022年4月のことだ。エスクードの主要市場である欧州でのCO2排出規制をクリアするために、ふたたびHEVが必要とされた。

で、今回のソリオである。一度は「売れないから」と引っ込めたHEVを約3年で復活させた理由を、スズキ広報部は「なくしたらなくしたで、ほしいという問い合わせは少なからず届いていた。しかもガソリン価格が上昇すると、その声は大きくなった」と説明する。つまりは、今度は売れそうということだ。

新しいソリオのHEVのMHEVとの価格差は20万円弱で、燃費差も2.7km/リッター=約14%(WTLCモードでの比較)。先代のときと条件は大きくは変わらないが、ガソリン高の昨今では、あのとき以上に魅力的に映る。...

提供元:webCG

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