今までとは違う
いよいよ日本の道を走りだした、アウディの新たな電気自動車(EV)「Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron」。その走りは、従来のアウディ製EVとはどこか違うものだった。フォーシルバーリングスのEV拡販の旗手を担う、ニューモデルの実力を報告する。
名前を見ればクルマの素性が分かる
名は体を表すというフレーズのとおり、ネーミングがすばりその立ち位置を示しているのがQ4 e-tron/Q4スポーツバックe-tronというアウディのブランニューモデルである。
日本では2022年秋に発売されたこの2台は、頭の“Q”の記号がこのブランドのSUVラインナップに属することを示す。またかつてプラグインハイブリッドモデルにも与えられていたe-tronの名称は、あちら側が車名末尾の“e”ひと文字で表されるようになったことで、ピュアなEV“だけ”を示すことが明確となった。
そのうえで、エンジン搭載車の「Q3」と「Q5」の間に割って入る“Q4”を名乗ることで、おおよそのサイズ感もつかむことができる。実際4590×1865mmという全長と全幅は、まさに“3”と“5”の間にストンとおさまる数値。ちなみに、このところのアウディQシリーズの流儀に従って、このモデルにもオーセンティックなSUVプロポーションの持ち主と、“スポーツバック”の名が冠されたより流麗なルーフラインを備える2タイプのボディーが用意される。今回ここに紹介するのは、その後者となる。
現在のところ、搭載するランニングコンポーネンツは1種類のみで、一部の競合モデルに見られるように、駆動用バッテリーの容量やモーター出力が異なる複数の仕様が設定されていたりはしない。
さらに、アウディのネーミングルールに詳しい人ならばお気づきかもしれないが、“クワトロ”の記載がないこのモデルは2輪駆動で、しかもその駆動輪は、このブランドでは例外的な“後ろ”となる。ただし、実はヨーロッパ市場に向けては前後2基のモーターで4輪を駆動するクワトロがローンチ済みなので、いずれ日本にも導入されるかもしれない。...