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トヨタbZ4X Z(FWD)【試乗記】


初手は手堅く

「21世紀に間にあいました。」の時代から、世に電動車を送り出し続けてきたトヨタ。その本格的電気自動車の第1弾が「bZ4X」だ。その仕上がりはひとこと手堅い。電気のメリットもデメリットも知り尽くしたトヨタならではのクルマといえるだろう。

スタートのつまずき

「bZ」シリーズの第1弾として、兄弟車の「スバル・ソルテラ」とともに鳴り物入りでデビューしたトヨタのbZ4Xを街なかで見かけることはなかった。というのも、2022年5月の発売後わずか1カ月でリコールが発表されて出荷停止となり、10月末に販売を再開するまで、ほとんど半年も走りだすことができなかったからだ。

あらためてリコールの対象となった不具合の中身をおさらいすると、「ホイールの加工とハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が十分ではなく、連続した急加速や急減速の繰り返し等で当該ボルトが緩むことがあり、最悪の場合はホイールが脱落する恐れがある」というものだった。情報は海外市場からのもので実際にアクシデントにつながった例もないというが、原因究明と対策まで意外に時間がかかってしまった。EV特有の瞬発力と回生ブレーキの影響を見誤っていたのではないか、という疑問が当然生まれるが、トヨタの説明としてはEVだからということではない、としている。どちらにしても、いささかお粗末で残念な滑り出しになった。

上記の問題が解決するまではデモカーの貸し出しも停止となっていたが、その間に続々と内外の新型EVが登場し、すっかり影が薄くなってしまったことは否めない。そういえば、トヨタもEV出したんだったよね? という感じである。加えてトヨタ版のbZ4Xについては、ご承知のようにサブスクリプションサービスの「KINTO」とリース販売のみ(スバル・ソルテラは一般的な販売方式を採る)。bZ4XはFWD/AWDの両方が設定されるがグレードは「Z」のみ、今回試乗したbZ4X Z(FWD)の車両価格は600万円だが、KINTOの月額利用料はざっくり11万円ほどで(1〜4年目。補助金を適用すると1〜2万円下がる)、さらに契約時申込金が77万円必要だった。それが再発売に合わせて38万5000円に半減され、月額利用料金も若干引き下げられた。スタートのつまずきを取り戻そうというわけだ。...

提供元:webCG

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